ロクス
ここがカルデスがいると 言われる場所か……。

ロクス
確かに刺すような殺気が、 四方八方から感じられる……。

ディン
ああ…。

ディン
ここにいるだけで、寒気を感じるぜ……。

エデア
みんな、気をつけて。

エデア
ラフドラニアが 強大な力に共鳴している……。

エデア
おそらく…すぐ近くに……。

???
ほう……。

???
我の前に人間が現れるとはな……。

???
ゼブラめ……油断したか……。

???
それとも我が軍勢をかいくぐるだけの 技量を持った者たちということか……。

ローランド
何者だ!?

???
我が領域に踏み込みながら 理解できぬとは……。

???
やはり人間とは 下等な存在のようだな……。

カルデス
我こそは、魔統神カルデス。

カルデス
貴様らを滅ぼす存在だ……。

ロクス
こ…こいつがカルデス……。

ロクス
これが……神……。

ディン
この威圧感は……。

ディン
こいつは……やばい。

ディン
まるで、勝てる気がしねえ……。

ローランド
クッ……。 これほどとは……。

カルデス
フッ……。

エデア
…………。

エデア
ロクス、しっかりと弓を握りなさい。

エデア
私の力になってくれるんでしょう?

ロクス
姫…様?

エデア
ディン、いつもの軽口はどうしたの?

エデア
どんな時でも冗談を言えるのが あなたの強さじゃなかったの?

ディン
お、おう……。

エデア
ローランド殿も、らしくありませんよ。

エデア
こんな時、私たちを叱るのは、 ローランド殿の役割ですよ。

ローランド
……確かに、そうであったな。

ローランド
戦う前から、相手に飲まれるとは……。 老いとは恐ろしいものだな。

ディン
こういう時だけ歳のせいに してるんじゃねーよ!

ローランド
うるさい!

ロクス
姫様、勘違いしないでください。

ロクス
私はディンとは違い 武者震いをしていただけです。

ディン
ロクス、お前もドサクサ紛れに 俺の悪口を言ってんじゃねー!

エデア
フフフッ、 みんな調子が出てきたようですね。

カルデス
ほう…我を前にして、 心、屈しないとは……。

カルデス
…………。 なるほど。

カルデス
貴様がこの者たちの 希望ということか……。

カルデス
確かに他の者とは異なる力を感じる……。

カルデス
これは異界の力か……。

カルデス
まあいい。 我が結界の前ではすべてが無力。

カルデス
貴様たちの希望ごと 滅びるがいい……。

エデア
私は……。

エデア
いえ、私たちは負けません。

エデア
魔統神カルデス……。 ここであなたを倒します!!