カル
ここが狂闘の廃都か…。

???
………………。

カル
お、ルジーナか。

カル
やっぱりいたんだな。

???
………………。

ガキィーーーーーン!!

カル
何をする!?

???
俺の攻撃を弾くか。

???
さすがは、ニーヨンのカルだな。

カル
ルジーナ?

カル
じゃないな、お前!!

カル
魔神ネビュラスか!?

ルジーナ・フェイク
いや、俺はルジーナさ。

ルジーナ・フェイク
アイツの能力、精神、 そのすべては俺のモノなんだからな。

ルジーナ・フェイク
だが、どうせだったら貴様の方が 欲しかったぜ。

ルジーナ・フェイク
魔煌竜ザガムルングを討伐した貴様と

ルジーナ・フェイク
その横で無様に気絶していたアイツとでは、 格が違うだろうからなあ。

カル
…………。

カル
黙れよ。

カル
知ったふうな口を利くな。

カル
表面上をマネしただけのお前には、 アイツの本当の凄さはわからねえよ。

ルジーナ・フェイク
こんなヤツ相手でも、 悪口を言われて怒ったのか?

ルジーナ・フェイク
さすがは、 仲間思いでお優しいカルさんだなあ、オイ。

カル
…………。

ルジーナ・フェイク
ケッ、 もう俺なんかとは言葉を交わさないってか。

ルジーナ・フェイク
いいぜ。

ルジーナ・フェイク
俺様が引導を渡してやるよ。

ルジーナ・フェイク
因縁浅からぬテメーを倒したら、 “元”のアイツも泣いて喜ぶだろうよ。