ハァハァハァハァ…。

このバカ！ ここまで全力疾走しやがって……。

………確かに私は感情的になって 迷惑をかけることもあるわ。

そんなこと、 アンタに言われなくてもわかってる！

魔討隊の隊長であることだって 本当に相応しいのかわからない！

でも……。

でも、だからこそ、 この魔神を倒して証明したかったの！

私のせいで犠牲になった仲間たち。

その仲間たちが信じてくれていた 私の力が本物であることを……。

でも、そんなこと考えるのもうやめる！

今は戦いに集中するだけ！！

ゴチャゴチャ難しいことは 終わった後に考えることにするわ！

ルジーナ、Shou-chan、 手を貸しなさい！！

ケッ、 誰がテメーの手助けなんざするかよ！

だが、この俺様が魔神を倒す 手伝いをしたいっていうなら、

特別に許可してやってもいいぜ。

あーーーもう！ やっぱりアンタは面倒くさい男ね！

こいつを倒せるなら 何でもいいわよ！！

Shou-chan！

アンタの返事なんかいらないから とっとと戦闘準備をしなさい！

よし！

２人ともいくわよ！