セリア
アレグモスは私1人で戦って、 倒さなければならない敵なんです!
グラデンス
相手の力量も計れぬ愚か者が 何をぬかしておる!
グラデンス
お主1人で勝てぬことなど 戦闘前からわかっておっただろうが!
グラデンス
確かに、お前の後悔の念は晴れるじゃろう。
グラデンス
自身を追い込み、 1人で死ぬことなど楽なこと。
グラデンス
死者は生者に何も語らんし、 生者が死者にしてやれることもない。
グラデンス
だが、その死を無駄にしないことはできる。
グラデンス
あやつはお主のことを 本当に尊敬し、信頼しておった。
グラデンス
口さえ開けば、 周囲にお主の凄さを話しおったわ。
グラデンス
お主はあやつを、1人前の召喚師として 扱ったことを悔いておるようだが、
グラデンス
逆に言えば、 お主に1人前と誤解させるほど、
グラデンス
張り切って活躍していたのは お主に認めてほしかったからじゃろう。
グラデンス
今のお主の姿は、あやつが抱いた 尊敬の念にふさわしいものかのう?
グラデンス
贖えない過去があるからこそ、 それに囚われることなど許されん。
グラデンス
死んでいった者たちの想いに 相応しい生き方をしなければならん。
セリア
過去を悔いるためではなく、 過去に区切りを付けるために!
グラデンス
今のお主に力を貸さない理由など ワシは持っておらんよ。
セリア
アンタに力を借りるのは あくまでオマケよ!
セリア
私たちの足を引っ張ったら 承知しないからね!
グラデンス
だ、そうじゃよ。 Shou-chan。