クッ……。

まさかここまでの強さとは…。

このままでは、 いかに魔神の私といえど、

滅ぼされてしまいます……。

フン、私のことをバカにしてたクセに たいしたことないわね！

倒れていった仲間たちの仇、 ここで取らせてもらうわ！！

これで……とどめ！！

……そんな訳ないでしょ。

え！？

…………………。

な……！？

与えたダメージが、 全部回復している…？

やれやれ、 前にも言ったと思いますが

魔神というのは、あなた方人間に 追い詰められるほど弱くはないんですよ。

クッ……。

しかし、相変わらずあなたは 愉快な反応をしますねえ。

クックックックック……。

その顔を見れただけでも、

色々骨を折った甲斐が あったというものですよ。

バカにしないで！！

ダメージが回復したというのなら、 もう一度与えてやるまでのことよ！

まあ、そういきり立たないで ください。

私も、ちょっとだけは 消耗したんですから。

なので、 ここは引かせてもらいますよ。

あなたみたいなオモチャを、ここで 壊すのはもったいないですしね。

クックックックックッ……。

それでは またの機会を楽しみにしてますよ。

…………。

今度こそ……

今度こそ倒せると思ったのに！！

悔しい…！！

…………。

…………。 腐っていても、しかたないわね。

取り逃がしたのは、 今回が初めてというわけじゃない。

…………。

この地域から、グレアムの脅威を 払拭できたのだから、

召喚院の依頼としては、 これで達成ね。

カルとShou-chanにも 報告しておかないと……。

次こそは……。

次こそは必ず倒してみせる！