コルデリカにて、Shou-chanが、巨人族の神グラントスを倒して間もなくのこと……。


ルジーナ
Shou-chan!

ルジーナ
テメーこんなところに、 いやがったのか?

ルジーナ
わざわざ俺様を 出向かせるんじゃねーよ!

ルジーナ
もう話は聞いてるな? いくぞ!

ルジーナ
なに?

ルジーナ
何のことだかわからない…?

ルジーナ
…チッ、召喚院の能無しどもめ。 連絡一つマトモにできねーのかよ。

ルジーナ
…まあいい、優しい俺様が、

ルジーナ
これからテメーがやるべきことを、 教えてやる。

ルジーナ
その足りない脳みそをフル稼働して キッチリ頭に叩き込むんだな。

ルジーナ
最近、召喚院が調査を進めた地域で ある噂が流れているんだが

ルジーナ
ボンクラのテメーのことだ。 知らねえだろうな。

ルジーナ
大昔、その地域を支配していた 冷酷非道な女帝がいたんだが、

ルジーナ
その女帝にまつわる宝が

ルジーナ
“生命の大樹”に隠されている っていう噂だ。

ルジーナ
その宝は女帝に仕えた魔術師が、 彼女より預かったものらしいんだが

ルジーナ
なんでも大層な財宝か、 強力な魔法の品かって話だ。

ルジーナ
で、その噂を無視できなくなった 召喚院の老人連中が、

ルジーナ
召喚師の中でも特に優秀な俺様に その噂の調査の依頼をし、

ルジーナ
テメーが俺様の部下として、 指名されたってわけだ。

ルジーナ
テメーの面なんざ 見たくもなかったが、

ルジーナ
召喚院からの 指名じゃあしょうがねえ。

ルジーナ
馬車馬のようにこき使ってやるから ありがたく思うんだな。