メア
召喚師よ。 立っているのもやっとのようだな。

メア
安心しろ。 苦しまぬように止めは刺してやる。

メア
これでゼヴァルア様の脅威となる者は もう存在しない。

メア
何を驚いた顔をしている。

メア
私の狙いは最初からお前だ。

メア
ルシアスに選ばれし召喚師よ。

メア
お前を守る者を周囲から消すためにな。

メア
お前を助けてくれる者はもういない。

メア
老人はここに居もしない者を助けるため 自らを滅ぼした。

メア
そして、お前が期待している 愚神の力はすでに尽きている。

メア
いくらルシアスの神徒とはいえ、 転送を何度も行い力の弱まっている状態で

メア
白竜神と戦えばしばらく動けなくなることは わかるものだろうに。

メア
人と関わり過ぎて 愚かになったということか。

メア
人間という虫ケラは本当に愚かだな。

メア
簡単な挑発に乗り単独行動を取る。

メア
罠と知りながら「仲間のため」と言い その仲間の足を引っ張る。

メア
大局を担う者が私情で動き 全体を敗北へと導く。

メア
そして、大きな目的を持つ者が 小さな目的のためにすべてを失う。

メア
なんと愚かな存在なのか……。

メア
お前もそう思うだろう?

メア
召喚師よ。

メア
フン、つまらん。

メア
少しは何か抵抗を見せると思い話したが すでに限界ということか。

メア
いいだろう。 ならば、ここで消えるがいい!

男の声
させねーよ!

メア
…………。

ルジーナ
…………。

メア
……まだ協力者が残っていたか。

メア
……まあいい。

メア
あの男は帝都アグニに捕らえている。

メア
助けたければすぐに追ってくるがいい。

メア
お前の仲間が回復する前にな。

メア
さもなければあの男の命は無いと思え。

ルジーナ
…………。

ルジーナ
ダラシねーなー。 Shou-chanよー。

ルジーナ
話は後だ。 まずは帝都アグニを目指す。

ルジーナ
テメーへの話はそれからだ。

ルジーナ
たっぷり俺様に感謝してもらうぜ♪

ルジーナ
ヒャーッハッハッハッ!