グラデンス
Shou-chanよ。 待っておったぞ。

グラデンス
白い塔を目指すなら 必ずここを通ると思っての。

グラデンス
白い塔はここライバーン山脈の奥地にある 洞窟を抜けたその先じゃ。

グラデンス
お主の腕でもそう簡単に進むことは できんじゃろう。

グラデンス
だが、安心せい。

グラデンス
カルの小僧はワシが助けだしてやる。

グラデンス
あれでもヤツはワシの大切な息子での。

グラデンス
フォッフォッフォッ。 怪訝そうな顔をしておるの。

グラデンス
メアとかいう神徒が何を言ったかは知らんが

グラデンス
ワシは捨てられていた赤児を 拾い育てただけじゃ。

グラデンス
まあ、召喚老の仕事が忙し過ぎて

グラデンス
信頼できる知人に預けたというのが 本当のところだがの。

グラデンス
その後はお主も良く知っておろう?

グラデンス
子供の頃よりカルと遊んでくれた お主には感謝しておるんじゃぞ。

グラデンス
フォッフォッフォッ。

グラデンス
いくら忙しいとはいえ、

グラデンス
ワシだって赤児を預けて そのままにしたりはせんわい。

グラデンス
周りの者にバレんように、 こっそり面倒を見にいったもんじゃ。

グラデンス
召喚老であるワシに子供がいるなんて 知られたら色々とやっかいじゃからな。

グラデンス
しかし、そんなコソコソとするワシにも ヤツは懐いてくれての。

グラデンス
フォッフォッフォッ。 懐かしい話じゃな。

グラデンス
さて、それでは行くとするかの。

グラデンス
迷子の子供を連れ戻すのは 親の役目じゃからな。

グラデンス
それと、大事な息子をたぶらかした者にも 罰を与えんといかんしな。

グラデンス
フォッフォッフォッ。 心配するな。

グラデンス
歳は取ったが、まだお主たちの 数倍は強いつもりじゃ。

グラデンス
それに、ワシに何かあっても

グラデンス
お主たちの面倒は他の召喚老に 見てもらえるよう話はつけてある。

グラデンス
フォッフォッフォッ。 余計心配してしまったかの?

グラデンス
お主は安心してゼヴァルアを目指せ。

グラデンス
カルもお主の足かせには なりたくないだろうからな。

グラデンス
こう言ってもお主は 白い塔を目指すのだろう?

グラデンス
本当にカルは良い友人を持ったものじゃ。

グラデンス
では、ワシが先にカルを助けて 白い塔でお主を待つとするかの。

グラデンス
フォッフォッフォッ。