セリア
Shou-chan……。

セリア
ゴメン……。

セリア
やっぱりメアの罠だった……。

ティリス
セリア! 大丈夫!?

セリア
私は……平気……。

セリア
でも、カルが……。

ティリス
無理しないで!

セリア
メアとカルは互角に戦っていたの……。

セリア
私はそれを助けようと思って……。

セリア
でも、それがあいつの狙いだった……。

セリア
私がメアに意識を集中させたその瞬間……

セリア
隠していた魔物を一気に私に……。

セリア
魔物の攻撃を避ける私の背後から メアの攻撃が……。

セリア
カルはその攻撃から私をかばって……。

セリア
そして、倒れたカルをかばいながら戦う私も この様よ……。

ティリス
セリア……。

セリア
あの女は私に言ったの……。

セリア
「お前はShou-chanへ残す メッセージだ」

セリア
「そのためだけに生かしてやる」 ってね……。

セリア
私は悔しい!

セリア
あんなヤツの罠にハメられた上に こんな生き恥をさらすなんて!

ティリス
それでも、私は嬉しいよ。

セリア
何がよ!!

ティリス
だって、セリアが生きててくれたんだもん♪

セリア
ティリス……。

ティリス
それに、カルくんも捕らわれたってことは 生きてるってことでしょ!

ティリス
きっと私のShou-chanが 助け出してくれるよ!

セリア
「私の」ってのと、 こいつに頼るのは気にいらないけど……。

セリア
でも…そうね……。

セリア
カルは“白い塔”と呼ばれる場所に 捕らわれているそうよ。

セリア
メアは、そこであんたを待つと 言っていたわ。

セリア
間違いなくこれは罠。

セリア
それでも、私はあんたにお願いするわ。

セリア
Shou-chan。 カルを助けて!

セリア
フン、なにカッコ付けて うなずいているのよ。

セリア
どうせ私が言わなくても あんたは助けに行くんでしょ?

セリア
クッ……。

ティリス
セリア! 無理しないで!

ティリス
Shou-chan! セリアのことは私に任せて!

ティリス
しっかりエルガイアまで 連れて行くわ。

ティリス
だから、Shou-chanは カルくんを助けてあげて。

ティリス
私もセリアと一緒で Shou-chanのこと信じてるから♪

セリア
私は別に信じてなんか……。

ティリス
セリア、大丈夫。

ティリス
私のShou-chanは 強いんだから~♪

セリア
だから、誰があんたの……。

セリア
クッ、もういい……。

セリア
Shou-chan……。

セリア
カルのこと……お願い……。