セリア
Shou-chan!

セリア
あんた、カルを見なかった!?

セリア
ケルネで「先に行っててくれ」って言って そのまま先に行っちゃったんだけど……。

セリア
静かな表情をしてたけど、 すごい怒ってたんだと思う。

セリア
あんなに怒ったカルを 私は見たことがないわ……。

セリア
え、ゼヴァルアの神徒が現れて カルとグラデンス様のことを……。

セリア
そうか……。

セリア
カルにとってグラデンス様は 大切な人なんだろうね……。

セリア
あんた、カルの幼馴染でしょ? 詳しい話を知らないの?

セリア
まあ、カルは自分のこと話すの あんまり好きじゃないものね……。

セリア
でも、理由を話してくれれば、 何か助けられるかもしれないのに……。

セリア
とりあえず、私たちも急いで アズラ遺跡を目指しましょう!

セリア
カルだから大丈夫だとは思うけど、 やっぱり心配だわ!

女性の声
随分と仲間思いなのだな。 虫ケラの分際で。

メア
あの男ならすでに我が手に落ちた。

メア
もうお前たちの元には戻らん。

セリア
あんたがメアね!

メア
愚かな人間よ。 真実を見ることが恐ろしいか?

メア
ならばお前も見に来るがいい。

メア
真実を受け入れたあの男の姿をな。

ティリス
そこまでよ!

セリア
ティリス!

ティリス
フフッ、 はじめて名前で呼んでくれたね♪

セリア
バ、バカ! 今はそんな場合じゃないでしょ!

ティリス
そうだね。 今はメアをどうにかしないとね。

メア
低級神が何の用だ。

ティリス
ひっどーーい!

ティリス
私はルシアス様の 立派な神徒なんだからね!

ティリス
それとセリア。 ダマされないで。

ティリス
メアは相手の心を惑わすことを 得意としているの。

ティリス
彼女の言葉に真実は少ないわ。

メア
何が真実か、お前は判断できるのか?

メア
何も考えずルシアスに言われるがまま 人間などに力を貸すお前に。

ティリス
ルシアス様が間違ってるとでも言うの!?

メア
まあいい。 愚神を相手にしていても仕方がない。

メア
そこの女よ。

メア
真実を知りたければ 私の言葉を信じるのだな。

メア
そうすればあの男に 再び会うことができるだろう。

ティリス
ちょっと待ちなさい!!

ティリス
もう! 評判通り嫌なヤツね!

ティリス
セリア! カルくんは絶対に無事!

ティリス
だから無茶はしないでね!

セリア
わかってるわ。 私は冷静よ。

セリア
とはいえ、やっぱりカルのことは心配。

セリア
罠かもしれないけど、

セリア
カルがそこに向かっているのは 確かなようだから。

セリア
その間、Shou-chanには ここら辺で派手に暴れてもらうわよ。

セリア
私がカルの元に急いで行くための オトリとしてね。

ティリス
うん、セリアは本当に大丈夫そうだね!

ティリス
Shou-chanをヒドく扱う演技 やっぱりセリアに似合ってるよ♪

セリア
演技なんかじゃないわよ!

セリア
フー、まあいいわ。

セリア
ティリス、あなたは あのメアとかいう神徒から

セリア
Shou-chanを守ってあげて。

セリア
四堕神を二柱も倒したこいつを 神徒が放っておくとは思えないわ。

ティリス
わかった。 でも、本当に無茶はしないでね。

セリア
大丈夫。

セリア
愚神と言われる女神に心配されるほど、 私は弱くないからね。

ティリス
うー、やっぱりセリアは 素直じゃない~~!

セリア
フフッ、それじゃあ私は行くわ。

セリア
Shou-chan、 あんたも気を付けるのよ。