カル
よう、Shou-chan。 遅かったな。

カル
女神さんなら、先に来てたぜ。

カル
その後、セリアと何か言い合いしながら 先に行っちまったがな。

カル
ハハハッ。 あの2人、ホント、仲が良いよな。

カル
俺らもあの2人に負けないよう、 しっかり助け合っていこうぜ!

不気味な声
本当に人間とはくだらない種族だな。

カル
誰だ!

謎の女性
そう怯えることはない。

謎の女性
私の名はメア。

メア
神界帝ゼヴァルア様の神徒だ。

カル
ゼヴァルアの神徒だと!

カル
俺たちを始末しに来たってことか!

メア
ゼヴァルア様を呼び捨てにするとは 不遜な……。

メア
これも無知なる故か。 嘆かわしい……。

メア
だが、勘違いするな。

メア
お前たちを始末する程度のことで、 私が自らの名を名乗ることはない。

メア
私の目的はそこの召喚師ではなく、 蒼き髪の召喚師。お前だ。

カル
俺が目的だと?

カル
俺に何の用がある!

メア
無知な貴様に神として真実を 与えてやろうと思ってな。

カル
真実だと?

メア
グラデンスなる愚かな老人に騙され続け その人生を狂わせたお前にな。

カル
テメー……。 何を企んでやがる……。

メア
そう警戒するな。

メア
赤児の時に老人に拾われた後、 すぐに老人の知人に預けられ

メア
親の温もりを知らずに育った 哀れな人間よ。

メア
無責任な老人に拾われたお前に

メア
慈悲深い神である私が 真実を教えてやろうと言うのだ。

カル
ふざけるな!

カル
貴様にグラデンス爺さんの 何がわかる!

カル
爺さんは召喚老という 忙しい立場なのに

カル
いつも俺のことを気にかけて くれていた!

カル
堕神なんかの神徒のお前に どうこう言われるような人じゃねー!

メア
グラデンスとやらは 相当に口が上手い老人のようだな。

メア
うまく洗脳している。

カル
テメー! それ以上、爺さんの悪口は許さねーぞ!

メア
真実を知らぬ愚か者よ。

メア
お前を私が導いてやろう。

メア
この先のアズラ遺跡でお前を待っている。

メア
真実が知りたければ、 お前1人で来るのだな。

カル
Shou-chan。 グラデンス爺さんは俺の恩人だ。

カル
適当でスケベだが 信用できる大切な人なんだよ!

カル
それを悪く言うあいつを俺は許せねー。

カル
すまないがお前は先に行っててくれ。

カル
俺はあいつを倒すためアズラ遺跡を目指す。

カル
ゼヴァルアのことはお前に任せたぜ!

カル
頼むぞ! Shou-chan!