グラデンス
Shou-chanか。

グラデンス
どうした、 そんな深刻そうな顔をして?

グラデンス
なんじゃと!? ティリスちゃんが!!

グラデンス
ふむ。 思ったより事態は緊急を要するようじゃな。

グラデンス
スマンがワシはこの地でやらねばならんことがあって、今は手伝うことはできん。

グラデンス
カルやセリアたちには すでにお主を助けるよう依頼は出しておる。

グラデンス
あやつらと協力して カルデス討伐を成し遂げるのじゃ。

グラデンス
………Shou-chanよ。

グラデンス
四堕神と戦うお主に 1つだけ話をしておいてやろう。

グラデンス
ここアーリンド神学校では、 かつてパルミナの四戦士の1人

グラデンス
“神炎公ローランド”が 教師として働いていたと伝えられておる。

グラデンス
ローランドはすでに 戦士としては引退しておったのじゃが、

グラデンス
パルミナの姫エデアに説得され、パルミナに侵攻してきた神々と戦ったのじゃ。

グラデンス
その結果は、 以前にお主に話した通りじゃ。

グラデンス
カルデスを封じる代償として 四戦士はその命を犠牲にしておる。

グラデンス
しかし、 四戦士のような話は他にいくつもある。

グラデンス
かつてこのグランガイアでは、 何人もの人間が神々と戦った。

グラデンス
そしてそのほとんどが 散っていったのじゃ。

グラデンス
伝説ではその後、ルシアスが一部の人間を エルガイアに逃がしてくれたとなっておる。

グラデンス
グランガイアに残った人間は すべて滅んだのじゃよ。

グラデンス
Shou-chanよ。 なぜ神々は人間を滅ぼそうとしたのかの?

グラデンス
諸説はあるものの、 答えはまだ出とらん。

グラデンス
そして長い時を経てルシアスは グランガイアへの道を再びワシらに開いた。

グラデンス
それは四堕神を倒すため、 人間の力を必要としたからなのかもしれん。

グラデンス
では四堕神は なぜ邪心を抱き暴れておるのじゃ?

グラデンス
神々の長である大神皇カルナ・マスタは この状況でなぜ動かんのだ?

グラデンス
ワシら人間では、 到底わからぬことばかりじゃ。

グラデンス
ルシアスの神徒であるティリスちゃんなら 何か知っておるのじゃろうか?

グラデンス
知らないだけなのか、 それともお主には話せぬ事情があるのか。

グラデンス
もしかしたら、 何も考えてないだけかもしれんがの。

グラデンス
フォッフォッフォッ。

グラデンス
ティリスちゃんはプリチーで 良い子そうじゃからそうであるとよいがな。

グラデンス
さて、 Shou-chanよ。

グラデンス
話が少し長くなってしまったが、ワシが 何を言いたいのかお主ならわかっておるな。

グラデンス
状況に流されるだけでなく、自分自身で 考え、自分自身の意思で動くのじゃぞ。

グラデンス
お主の役割はすでに一召喚師が担うには 大き過ぎるのかもしれんのじゃから。

グラデンス
さあ、行くがよい。

グラデンス
この先のノエラ地区戦場跡を抜ければ、 そこに異界への入口が開いておるはずじゃ。

グラデンス
お主に期待しておるのはティリスちゃんたち神々ばかりではないのじゃぞ。