ティリス
ついにここまで来たわね。

ティリス
このアムダール城を突破すれば、 エンセルビスへの道が開けるわ。

ティリス
カルデスが封印されている地へ また一歩近づけるってことよね。

ティリス
フフッ、緊張した顔しないで。

ティリス
Shou-chanなら大丈夫!

ティリス
さっさとこんなお城、 突破しちゃいましょう!

グラ爺
そう簡単にいくかの?

ティリス
わっ!!

グラ爺
また驚かしてしまったかの?

ティリス
も~バカ~~! 驚かさないでよ!!

グラ爺
フォッフォッフォッ。

グラ爺
相変わらず お嬢ちゃんは可愛いの~♪

ティリス
うー、イジワル…。

グラ爺
フォッフォッフォッ。

グラ爺
さて、 それよりShou-chanよ。

グラ爺
お主も気が付いておるのだろう? この先に感じる凶悪な気配を。

グラ爺
ほっ、いい顔をしておる。

グラ爺
それでは、特別にワシが この先について話してやろうかの。

グラ爺
この先に待ち受けているのは かつてこの城の主だった者じゃ。

グラ爺
パルミナに滅ぼされた アムダール帝国最後の皇帝。

グラ爺
人間に強い恨みを持った怨霊じゃな。

ティリス
人間に恨みを持った怨霊…。

グラ爺
フォッフォッフォッ。

グラ爺
このグランガイアに存在するのは、

グラ爺
かつて神々に滅ぼされた者たち ばかりではないぞ。

グラ爺
人の歴史から見れば、 神々に滅ぼされた者より

グラ爺
同じ人に滅ぼされた者の方が 遥かに多いのじゃからな。

ティリス
………。

グラ爺
フォッフォッフォッ。

グラ爺
さて、ワシも歳じゃし、 この辺で退散するとするかの。

グラ爺
お主、 女神といってもか弱い女の子じゃ。

グラ爺
しっかりお嬢ちゃんを 守ってやるのだぞ。

ティリス
え? ちょっと待って!

フォッフォッフォッ。

ティリス
…行っちゃった。

ティリス
私、グラ爺に 女神って言ったっけ…

ティリス
色んなこと知ってるし グラ爺っていったい…。

ティリス
うん、よし!

ティリス
考えてても仕方ないね! 魔統神カルデスを倒すためにも

ティリス
こんな場所、 とっとと突破しちゃわないと!

ティリス
よ~し、Shou-chan! 怨霊だかなんだかわからないけど

ティリス
パパッと倒しちゃって グラ爺を驚かせてあげよう!