今の敵は……。

俺がかつてカルナ・マスタに挑んだ時、 ともに戦った仲間たちだ。

俺とイリア以外は、あの戦いで 全員命を落とした。

本当に信頼できる強い仲間たちだった。

俺がもっと強ければ みんなは死なずにすんだんだ……。

…………。

アーク、それは違うよ。

きっとみんなはアークの強さを知っていた。 だからアークにすべてを託したんだよ。

…………。 ああ、そうだな。

いつまでも俺が弱いままじゃ あいつらに顔向けできないな。

みんな、俺は約束するよ。

必ずカルナ・マスタを完全に滅ぼし イリアを助けてみせる。

だから、俺たちを見守っててくれ。

文句はそっちに行った後に ゆっくりと聞くからさ。

アーク……。

それにしても、これがカロンの言っていた 俺を拒絶する封印の力というヤツか。

どうやらこの先も俺にとって 厳しい戦いになりそうだな。

Shou-chan、ティリス、 俺は何があろうと弱音は吐かない。

だから見ていてくれ。 俺がいかに罪深い存在なのかを……。

自身の罪をいくら認めようとも それは決して許されることはない。

お前が再び光輝くことなど 決してないのだ……。

永遠にな……。