これで…どうだ！

まだよ！

これならどう！

…………。

そんな…これでもダメなの？

いや、確かに効果はあった！

ティリス！ フォローしろ！

俺が決めてやる！

ルジくん、任せて！

くらえ！

グッ……凄まじい力だ……。

Shou-chanだけでなく 他の者にもこれほどの力が……。

…………。

！？ これは！

感じる…確かに感じるぞ！ イリアの力を！

どういうこと！？

おそらく今の攻撃でカルナ・マスタの力が 一時的に弱まったのかも。

そこからイリアさんの力が！

んなこたーどうでもいい！

アーク、とっとと力を呼び起こせ！ こっちもそろそろ限界だぞ！

Shou-chan！ お前もいつまでも休んでるんじゃねーぞ！

Shou-chan！ 無理しないで！

あなたのその傷じゃまだ……。

パリス下がって！ Shou-chanは私が！

ティリス、怪我人を助けてる余裕はないわ！

Shou-chan、アンタも召喚師なら 自分でなんとかしてみなさい！

クッ、さすがに厳しいな……。

アークさん、頼む！ 早くイリアさんの力を！

イリア…俺の声が聞こえるか？

俺はまた帰ってきた。

だが、今度は未来を止めるためじゃない。 新たな未来を切り開くためだ。

だから…だから俺に力を貸してくれ！

人の未来のために戦う希望に 神託の巫女の力を！

イリア！ 俺はここにいる！

俺はお前に会いたいんだ！

一瞬だけでもいい！ お前の力を俺に感じさせてくれ！

これは……。

カルナ・マスタの中から光が！

これは封印の力！？ 私に似た力を感じるよ！

クソッ、何が起きてやがる！ 神託の巫女の力はどうなった！？

大丈夫！ 感じるよ！

カルナ・マスタの力は 確かに弱まってる！

でも……

どうやら様子がおかしいようだな……。

イリア……。

どうやらここに残されたイリアの力は

長い年月、カルナ・マスタを 封じ続けていたようで

その力を大きく減らしてしまっている。

だったらこのままやるだけよ！

セリア、待て！ 今のままじゃこれまでと変わらない！

だったら！

私に任せて！

今、カルナ・マスタを封じている力を 私が増幅させてみせる！

そんなことができるの？

わからない！ けど、やってみないと！

アーク、私に力を貸して！

イリアの想いに応えるには あなたの力が必要なの！

もちろんだ。 俺からも頼む。

イリアの祈りを助けてやってくれ！

それじゃあみんな、行くよ！

待ってください！ あちらから魔神が！

クソッ、こんな時に！ 召喚老の２人はどうしてやがる！

爺さん……。

カル、酷なようだけど 考えてる暇はないわ！

魔神たちの相手は私たちがしないと。

ああ、わかってる。 爺さんたちは簡単にやられたりしないさ。

でも、そうなるとカルナ・マスタを 倒すのは……。

そんなの決まってるでしょ。

でも、まだ傷が！

……えっ、Shou-chan！？

その程度の傷で こんな時に立てないヤツだったら

もうとっくにくたばっているわよ。

ホラ、バカはバカらしく とっとと立ち上がりなさい！

後は頼んだわよ……。

ちゃんと勝てたら 手当ぐらいしてあげるからさ。

チッ、ムカつくがこの際仕方ねー。 休んでた分まで働いてもらうぞ！

……いいか、くたばるんじゃねーぞ。

お前にはまだ利用価値があるんだからよー！

フフッ、やっぱり最後は あなたに頼ってしまうのね。

でも、私は信じているわ。 あなたならきっと勝てるって。

だって、私は何度もあなたが起こした奇跡を この目で見てきたのだから。

いつかあなたの記録を私に残させて。

価値ある素敵な資料にしてあげるから。

俺はもう何も言わない。 戦いが終わった後にゆっくり話すからな。

……後は頼んだぜ。 親友！

俺とイリアのことなど気にするな。

お前は俺たち人間の希望だ。 その光でカルナ・マスタを倒してくれ！

Shou-chan……。

私はいつだってShou-chanを 信じているよ。

Shou-chanはいつだって 私の期待に応えてくれたから……。

だから……

だからこの戦い、絶対に勝とうね！

そうしたら、今度こそみんなで海に行こう♪

カルナ・マスタに勝って！ Shou-chan！

私の大切な召喚師！