アーク
Shou-chan、来たか……。

アーク
お前が通った道には イリアの力は無かったようだな。

アーク
俺が通った道でも イリアの力を感じることは無かった。

アーク
おそらく、他の者たちの道にも それは無いだろう。

アーク
…………。

アーク
Shou-chan、 お前にもわかるだろう?

アーク
カルナ・マスタはおそらくこの先にいる。

アーク
そして、イリアの力も この先で眠っている。

アーク
理屈じゃない。 感じるんだ。

アーク
神託の巫女を守るべき騎士、 神託の騎士である俺だからわかる。

アーク
いや…長い間、探し求め続けた 大切な相手の力だからわかる。

アーク
Shou-chan、 悪いが俺は先に行かせてもらう。

アーク
他の者が来る前に、この先で眠っている イリアの力を呼び起こしてみせる。

アーク
お前たちはその後に カルナ・マスタを倒してくれ。

アーク
…………。

アーク
バカな! お前まで付いてきてどうする!

アーク
大丈夫だ。 俺は…冷静だ。

アーク
いや、違うな……。

アーク
俺は今すぐにイリアを感じたい! たとえそれが本人ではないとしても!

アーク
その力に彼女が残した力に 触れたいんだ!

アーク
Shou-chan、 一緒に来てくれるか?

アーク
イリアの力に触れるためには

アーク
少なからずカルナ・マスタの 気を引く必要がある。

アーク
お前にはそれを頼みたい。

アーク
俺がイリアの力を呼び起こすまで お前の仲間が来るまで耐えてくれ。

アーク
……それでは、行くぞ! Shou-chan!

アーク
カルナ・マスタ! 聞こえるか!

アーク
俺の名は神託の騎士アーク! 今度こそお前を終わらせてみせる!

アーク
あの時の仲間たちの願いと 今を生きる者の希望を知るがいい!

アーク
何も答えないか……。 ……あの時もそうだったな。

アーク
お前は俺たちを何とも思っていない。

アーク
人が向かってくる虫に答えないように お前の目には俺たちは映っていないんだな。

アーク
いいだろう。 だったら俺は俺の役目を果たすだけだ!

アーク
イリア、聞こえるか!

アーク
今こそShou-chanに 神託の巫女の力を!

アーク
Shou-chan!

アーク
俺はイリアを呼び続ける! それまでカルナ・マスタを頼むぞ!