バリュオン
グッ……。

バリュオン
魔神の力を…… 使いこなせたか……。

カル
ああ……。

バリュオン
ならばいい……。

バリュオン
俺は…元の体に…戻るまで……。

バリュオン
再びお前に会った時…

バリュオン
お前がどう変わっているのか…

バリュオン
楽しみにさせてもらうとしよう……。

カル
…………。

カル
Shou-chan、 ありがとう……。

カル
俺はようやくすべてを受け入れられたよ。

カル
生まれも、育ちも 自分自身の存在をな。

カル
……簡単なことだったんだ。

カル
自分を否定しない。 それだけでよかったんだ。

カル
わかってたつもりだったんだけど 実際にやるのは難しいもんだな。

カル
Shou-chan、 俺はもう大丈夫だ。

カル
人でもあり、魔神でもある。

カル
だけどその前に俺は俺。

カル
お前の親友のカルだ。

カル
俺はそれでいいんだよな。

カル
ハハハッ、とはいえ、やっぱりまだ 魔神の姿でいるのは疲れるな。

カル
この姿の方が楽でいいか。

カル
それに、あの姿でランドールに戻ったら リムちゃんたちを驚かせちまうしな。

カル
よし、それじゃあここを出ようか。

カル
Shou-chan、 俺はお前に出会えてよかったと思うよ。

カル
俺がこうしていられるのは、 お前が側にいてくれたからだ。

カル
俺は絶対にお前を裏切らない。

カル
だから、これからもよろしく頼むぜ! 親友!