カル
力をうまくコントロールできれば 戻れると思うんだけど今は無理っぽいな。
カル
それに、逆に力を出そうとしても 暴走しそうでうまくいかないし。
セリア
つまりはやっぱり まだ迷ったままなんでしょう?
カル
ああ、カルナ・マスタを 元の世界に戻すかどうかはもちろん、
カル
グラデンスの爺さんたちが企む 封印を解いて倒すってのもどうかと思う。
カル
とはいえ、現状維持ってのも 逃げな気がするし……。
セリア
つまりどうしていいか まったくわからないってことね。
ごめんなさい。 私もまだ考えがまとまらないわ……。
セリア
そう……まあパリスの場合、 焦る必要はないけど
セリア
ここがイシュグリアってことだけは 忘れないようにね。
セリア
それから、Shou-chan、 アンタは逆にもう少し考えなさいよ!
セリア
何も考えずに動くから 結局、一番大変な目に遭うんでしょう!?
カル
これでティリスが戻ってきて セリアとケンカすればバッチリかな?
セリア
私の目的はずーっとそのティリスを 助けることなんだから!
カル
ああ、そうだな。 セリアは本当に凄いと思うよ。
カル
その目的のためにカルナ・マスタとも 戦おうっていうんだからな。
???
ですが褒め方としては あまり出来が良くないですね。
セリア
そんなに悪くなかったけど アンタに会って最悪になったわよ。
ベルツ
私は気分を変えられるほど印象深い相手 ということですね。
セリア
パリス、この前向きさ、あなたも 少しは見習った方がいいわよ。
ベルツ
いえいえ、パリスさんは少し悩んで 物憂げなくらいが美しいと私は思いますよ。
ベルツ
それにしても、 その姿、どうされたのですか!?
カル
わざとらしいな。 話さなくてもわかってるんだろう?
ベルツ
いやー、予想はしているんですが カルさんの口から直接聞きたかったもので。
???
まだ本題に入ってないのか? 話がなげーんだよ。
ベルツ
いやいや、きちんと説明して差し上げ ないと!
ベルツ
諜報員としてとはいえ、 一度は所属していた組織の仲間でしょう?
ルジーナ
……カルよー。 お前も随分と楽しそうな姿じゃねーか。
ルジーナ
ケッ、相変わらずムカつくヤツだぜ……。 だが、今日の相手はお前じゃねー。
ルジーナ
お前、召喚老のジジイどもに乗せられて カルナ・マスタと戦うつもりらしいな。
ルジーナ
バカだバカだとは思っていたが、 ついにイカれちまったようだな。
ルジーナ
眠ってる破壊神を わざわざ復活させるなんてよー。
ルジーナ
だから俺はエルガイア連邦に 協力することにした。
ルジーナ
大神皇なんざと戦うより、 お前らと戦う方がよっぽど楽だからな。
ルジーナ
もし、お前らがこの先に進もうってなら 久々に俺が相手をしてやるよ。
ルジーナ
以前と違って隠すものなんざもーねーから 俺の本当の剣技を見せてやる。
ベルツ
そういうわけで、私たち連邦は カルナ・マスタの復活に反対です。
ベルツ
私たちと意見を同じにする方は いつでもこちらにいらしてくださいね。
セリア
相変わらず勝手なことを言うだけ言って どこかに行っちゃったわね。
セリア
まあいいわ。 私たちも気にせず先に進みましょう。
セリア
どうもしないわ。 邪魔をするなら叩きのめすだけよ。
カル
そうだな。 アイツも何か考えがありそうだしな。
パリス
カル、あなたはいいの? ベルツとは以前に何かを話したんでしょう?
カル
ああ、一方的に余計な情報を たっぷり教えてくれたよ。
カル
そのおかげでバリュオンにも会えたんだけど 結局混乱してこの様さ。
カル
それよりもShou-chan、 気を引き締めろよ。
セリア
今回は特別にアンタを応援してあげるから しっかりとルジくんを叩きのめすのよ。
セリア
私たちを少しでも心配させた罰は しっかりと与えないとね。