なに…あれ……。 気持ち悪い……。

あの大きな花の側で 暴れてるみたいだけど、

あれがこの地の魔神なのかしら……。

わからねーが、とりあえずアイツは 倒しておいた方が良さそうだな。

やらねーと俺たちがオーンの爺さんに やられちまう……。

うーん……でも何かあれイヤよね。

そうね……生理的にイヤね。

お前ら……。

これだから女ってヤツは！

というわけで、ルジーナ、 アレはあなたに任せるわ。

ふざけんな！

あれ、もしかして怖いの？

このバカ女が！ そんな安い挑発に乗るか！

こんな男に頼っても仕方ないわ。

セリア、Shou-chan、 まずはアレの側に向かいましょう。

この巨大な花から出てる瘴気、 アレの側に行くまでも苦労しそうね。

お、おい……。

Shou-chan！

たまには頼りにしてあげるから しっかり道を切り開いてね！

アレが魔神であろうがなかろうが 危険な存在には違いないわ。

アレを倒せばオーン様も少しは 私たちを許してくれると思うし。

…………。

おい、Shou-chan。 お前、何も言わずに行く気か？

テメー、待て、コラ！ 大体、お前は……！

相変わらず緊張感の無い連中ですね。

自分たちの実力に自信があるの でしょうけれど。

でも、今回はどうかしら。

腐堕狂神メロード。

この地を支配する魔神は 今までとは少し異なる。

あの魔神は元々は……。