パリス
ここも足場が悪いわね……。

パリス
この地形に慣れるしかないのかしら……。

パリス
…………。

パリス
グチってばかりもいられないわね。

パリス
この環境に身を置くって決めたのは 私自身なのだから……。

パリス
…………。

パリス
そういえば、私が召喚院の所属になった理由 まだ話してなかったわね。

パリス
フフッ、大丈夫よ。

パリス
そんな長い話ではないから心配しないで。

パリス
…………。

パリス
エリオール様がいなくなった ランドール皇国にいて私はわかったの。

パリス
やっぱり私はこの国を好きになれないって。

パリス
でも、中から変える力が 私にあるとは思えない。

パリス
だから、私はあの国を出て、 外から変えることにした。

パリス
ちょうどその時に ある人から誘われてね。

パリス
アクラス召喚院に入れてもらったのよ。

パリス
ね、そんなに長い話じゃないでしょう?

パリス
本当は両親に反対されたり、

パリス
インペリアルガードの隊長に されそうになったりとか

パリス
色々あったんだけど、 そんな話にあなたは興味ないでしょう?

パリス
フフッ、不思議なものね。

パリス
ずっと私の仲間にしたかった相手。

パリス
その相手が所属する組織に 逆に私が入ることになるなんて。

パリス
はじめて会った時は 思いもしなかったわ……。

パリス
…………。

パリス
これ以上は、やめておくわ。 少し落ち込みそうだから……。

パリス
さあ、先に進みましょう。

パリス
翔武天台とかいう場所は まだまだ先みたいだしね。