アーク
バリウラという地名も 「バリ」を「守る者」という意味だそうだ。
ルジーナ
俺が聞きたいのは そんな話じゃねーんだよ。
ルジーナ
キラキラ光るヤツに邪魔されたが あんたは恋人をどうするつもりなんだ?
ルジーナ
まさか諦めたとか言うつもりじゃ ねーだろーな?
アーク
俺は彼女のために 数百年生き恥を晒してきたんだ。
アーク
まずはルシアスが持つ 特殊な力について説明しておく。
アーク
それは、異界だけでなく 様々な世界を繋ぎ閉じる力だ。
アーク
そして、己を脅かす存在 四堕神を倒すために
セリア
で、その力であなたの恋人も 封印されちゃってるんでしょ?
アーク
この力がルシアスのみが持つ 異質な力だったということだ。
つまり、エルガイアとグランガイアを繋ぐ ゲートも閉じてしまうということね。
アーク
カルナ・マスタがルシアスを 副神としていたのは、
アーク
その力を使い様々な災厄を封じていた からでもある。
セリア
その災厄たちの封印も 解けちゃうってことね……。
セリア
ルシアス様を倒すわけには いかないじゃない!
ティリス
私も少しだけど ゲートを操れるんだけど……。
セリア
ルシアス様しか使えない力を なんでアンタが使えるのよ!
ティリス
傷ついたセリアを エルガイアに運んだりしたじゃない!
セリア
あれってルシアス様のゲートを 使ったんじゃないの?
カル
アークさんがルシアス様と 戦う決心をしたのは
カル
女神さんの存在があったからこそ ってことだよ。
アーク
ティリス、君の存在こそ、 俺の…いや、人間すべての希望だ。
アーク
神がどのように生まれるのかは 俺は知らない。
アーク
だが、神徒と呼ばれる存在は 自然発生的に誕生し
アーク
そんな中、ルシアスと 同じ能力を持つ者が誕生した。
アーク
その力を知ったルシアスは ティリスを手元に置き
アーク
俺の話のせいで誤解させたかもしれないが ルシアスは決して悪神ではない。
アーク
ヤツの行動はすべて 世界を安定させるために行われたものだ。
アーク
ただ、その手段と結果が、人間にとって 厳しいものになるというだけだ。
アーク
本当は、正しいのはルシアスなのかも しれない。
ルジーナ
ケッ、確かに世界からみたら 人間こそ一番邪魔な存在かもしれねーな。
アーク
ゲートの管理をより強固なものに しようとしていた。
カル
女神さんにゲートを 管理してもらうつもりってことか。
ルジーナ
そんでアンタは、ゲートの向こうにいる 彼女を救いにいくってわけか?
ルジーナ
チッ、色々と気にいらねーが 話は全部通った。
カル
これで俺たちがこの先どうするかも 少しはっきりしてきたな。
カル
絶対にエルガイアとグランガイアを 繋ぐゲートを閉じるって。
アーク
この地にこれ以上、人間が来るのは 混乱を招く原因でしかないからな。
アーク
その後、神を倒す力を手に入れた 危険な人間たちに対し
カル
申し訳ないが、俺たちは恐らく ルシアス様と戦うことになる。
カル
一応、考え直してもらうよう お願いはしてみるが
ティリス
それ以上にステキな人も いっぱいいるんだもん!
ティリス
最後までルシアス様を 説得し続けちゃうんだから!
カル
この山を越えれば いよいよグランガイア封穴だ。
カル
ルシアス様に会う前に 魔獣なんかにやられるなよ!