やっぱり私にはShou-chanと 戦うなんてムリだよ……。

ティリス……。

でも、みんながこれ以上、先に進んだら きっと……。

ティリス。 もういいから。

アンタのことだから、 きっと余計なこと考え過ぎてるんでしょ？

ルシアス様と どんな話をしたのか教えて。

私たちが協力できることは 何でもするから言ってごらん。

セリア……。

ティリス様、どうか私にも 協力させてください。

私も少しでもいいので ティリス様のお力になりたいんです。

パリス……。

ケッ、俺は別にどうでもいいんだがな。

何を言われたのか予想もつくしな。

ルジーナ、そう言うなって。

女神さん、俺たちみんな

これまで女神さんにどれだけ助けられたかを ちゃんと覚えてるんだぜ。

あれだけ助けられてたのに

困ってる女神さんを見て 放ってはおけないだろ。

そうだよな！ Shou-chan！

カルくん……。

…………。

うん、わかった！

私、みんなのこと もっと信じるね！

だから、これから話すこと 真剣に考えてね。

もちろんよ！

私はいつだって真剣よ！

真剣だから たちが悪いんだろうが……。

何か言った！？

アハハッ、いつものみんなを見たら 何か元気出てきちゃった。

Shou-chan、みんな、 ルシアス様から言われたこと話すね。

ルシアス様は……。

グランガイアとエルガイアを繋ぐ ゲートを閉じることを決めたの。

それと、その意思に逆らう者には 罰を与えるようにって……。

やっぱりそうか。

で、ルシアス様はどうして俺たちを この地に呼んだんだ？

それは、四堕神を倒した功績もあるし

みんなにゲートを閉じる理由を きちんと説明したいって仰られて…。

え？

でも、さっきティリスは 私たちを帰そうとしたんじゃ？

それはウソってヤツだろ。

お前も女神様のお友達なら 察してやれよ。

……セリア、ゴメンね。

私はみんなのことだから ルシアス様に会ってこの話を聞いたら

怒って大変なことになっちゃうんじゃ ないかって思って……。

ティリス、アンタの私たちの イメージってどうなってるのよ……。

いや、それは確かに怖いと思うぞ……。

だから、ルシアス様には会わせず エルガイアに戻ってもらおうと思って……。

だったら、そう説明すればいいじゃない！

そんなこと言ったら余計に セリア怒りそうだったから……。

もう、女神のクセに ホント、バカなんだから。

ティリスが本気で困ってるのに 余計に困らせるわけないじゃない！

コ、コラ！ 抱きつかないで！

……え、えっとだから。

私たちはこれからティリスと一緒に ルシアス様の所に行って

ルシアス様を説教すればいいのよね。

え～～～～～！

セリア～～～！！

間違っちゃいないが、 その言い方はダメだろ……。

女神さん、セリアが言いたいのは こういうことだ。

俺たちはルシアス様の所に 予定通り進む。

これは、ルシアス様の指示通りなんだから 問題ないよな？

うん……。

で、そこでルシアス様から話を聞いて

納得できれば納得する。

納得できなければ その時、考える。

まあ、こんな感じだ。

なんか、解決してるような してないような……。

大丈夫よ！ 私たちを信用して！

いつも通り、 バシッって決めるからね♪

それじゃあ余計に心配になるだろ……。

女神さん、俺たちは人間で ルシアス様は神様だ。

立場も考え方も違う。

だが、俺たちの気持ちは伝えておきたい。

その結果、どうなるかはわからないけど

女神さんはそれを見てから 色々考えてもいいんじゃないか？

Shou-chanが女神さんを 困らせるとは思えないだろ？

な、Shou-chan！

エヘヘ、そうだね！

私のShou-chanが 私にイジワルしたりしないもんね！

Shou-chan！ きちんとルシアス様とお話しするんだよ！

子供を見守る母親みたいですね……。

だって、私は みんなを守る女神様なんだから～♪

ハハハッ、調子が出てきたな。

ホント、心配かけて どっちが子供なんだか……。

よ～～し、それじゃあみんな！

ルシアス様が待ってる グランガイア封穴に向けて

しゅっぱ～～～つ！！