カル
……ここがアタルヴァか。

セリア
この地のどこかでエリオールたちが 悪だくみをしてるって訳ね。

セリア
とっとと探し出して 革命なんてバカなこと止めさせましょう!

カル
とはいえ、相手は今までと違って軍隊だ。

カル
簡単に止められるかどうか……。

カル
それに、彼らがランドール皇国の 未来を考えて動いてるのも確かだ。

カル
会ってどんな説得をするべきか……。

カル
勢いでここまで来ちまったが、 考えることは多そうだな。

セリア
そんなの、考えるまでもないわよ。

セリア
エリオールたちがやらかそうとしてるのは 改革じゃなくて革命よ。

セリア
つまり、人間同士で 戦争するってことでしょ。

セリア
大勢の人間が殺し合うことになるのよ。

セリア
どんな理由があったとしても、 止められるなら止めるべき。

セリア
それに、 どうせインペリアルガードの中は

セリア
エリオールに乗っかっちゃってるんでしょ。

セリア
だったら、エリオールを見つけて 捕まえちゃえばいいのよ。

セリア
そうすれば、他の連中も バカなことしようとは思わないでしょ。

カル
まあ、セリアの言う通りなんだが……。

ルジーナ
ケッ、珍しくバカ女がまっとうなことを 言いやがったな。

ルジーナ
カル、こいつの言ってることは 今回の騒動の本質を突いてるぜ。

ルジーナ
1人のカリスマを中心に動いてる連中なら その頭を叩くのは当然だ。

セリア
誰が“バカ女”で“珍しく”なのよ!

セリア
ルジくんの分際で人のこと バカにするんじゃないわよ!

カル
まあまあ、セリア、そう怒るなって。

カル
俺もルジーナの言う通り、 セリアの言ったことが正しいと思う。

カル
何とかエリオールを探して、 直接話をしないとな。

カル
とはいえ、これだけ広い場所で どうやって探すのか……。

カル
…………。

カル
やっぱり地道に情報を集めるしかないか。

セリア
……やっぱりそうよね。

ルジーナ
ケッ、んなもん当たり前だろうが。

カル
よし!

カル
みんな、それぞれ分かれて情報収集を行って しばらくしたらここに再集合だ。

カル
Shou-chan、四堕神を倒したとはいえ グランガイアは危険な地だ。

カル
お互い、油断しないで行動しようぜ。