我が名はルシアス…このゲートを司る神…


アルダリアを解放せし者…Shou-chanよ…


すべての堕神は汝の力により滅んだ…


グランガイアに再び秩序が訪れるだろう…


人と神の戦いは終わり新たな世界が生まれる…


汝の未来に祝福を…


…Shou-chan…


…Shou-chan?


ちょっとShou-chan!!


???
…え? 私? ちょっと、大丈夫!?

???
私は女神ティリス。 あなたの契約パートナー。

ティリス
あ、意識がしっかりしてきた!

ティリス
よかった~。

ティリス
アフラ・ディリスを倒した後、 目を覚まさなかったから心配したんだよ!

ティリス
ここは、アルダリアの巡礼街道。

ティリス
崩れる城から私がババーンって Shou-chanを助けだしたんだ!

ティリス
たっぷり感謝してね♪

ティリス
で、Shou-chan……。

ティリス
やったね~~~~!!

ティリス
ついにやったんだね!!

ティリス
私たち、四堕神を全部倒しちゃったんだよ!

ティリス
ありがとうShou-chan!

ティリス
さすが私の召喚師だね♪

???
女神さん。 そろそろ俺たちも出ていいかい?

ティリス
あ、もちろん!

ティリス
Shou-chan! みんな無事だったんだよ!

ティリス
ホラ!

カル
Shou-chan。 ついにやったな。

カル
お前なら絶対にやってくれるって 信じてたぜ。

カル
俺たちか?

カル
まあ、少しピンチもあったけど 楽勝だったよ。

セリア
どこが楽勝だったのよ!

セリア
Shou-chan!

セリア
アンタたちがグズグズしてるから 本当に危なかったんだから。

セリア
ルジーナなんか、動く城壁に挟まれて 潰されそうになったのよ。

ルジーナ
ふざけんな!

ルジーナ
アレはお前たちを助けようと思って!

パリス
男の言い訳は見苦しいわよ。

パリス
それより、あなたたち。 Shou-chanにちゃんとお礼をしたら?

パリス
Shou-chan。

パリス
あなたと女神様のおかげで 四堕神をすべて倒すことができたわ。

パリス
あなたの活躍、私の心に刻んでおくわね。

ルジーナ
チッ、なんで俺がこいつに礼を言わなくちゃ ならねーんだよ。

ルジーナ
おい!Shou-chan!

ルジーナ
四堕神を全部倒したからって チョーシにのるんじゃねーぞ!

ルジーナ
お前が活躍できたのは、 俺様の貴重な助けがあったからだってこと

ルジーナ
しっかり覚えておけよ!

カル
ハハッ、ルジーナらしいな。

カル
ホラ、セリアも話しておけって。

セリア
わ、私は別にこいつに話すことなんか……。

セリア
で、でもまあ、今回の戦いは 少しだけ褒めてあげてもいいかもね。

セリア
ティリスも無事に連れ帰ったことだし……。

セリア
でも! その後は全ッ然ダメ!

セリア
何、こんな所で倒れてるのよ!

セリア
いくら声をかけても 目を覚まさないんだから……。

セリア
心配したじゃない……。

セリア
って、何よその顔!

セリア
私だって心配くらいするわよ!

ルジーナ
本当にメンドクセー女だな……。

セリア
ルジーナ、何か言った!

グラデンス
フォッフォッフォッ。 皆、元気そうで何よりじゃ。

グラデンス
Shou-chanよ。 あらためて、よくやったの。

グラデンス
最初、話をした時は まだまだヒヨッコじゃったが

グラデンス
随分と頼れる召喚師になったの。

グラデンス
お主がカルの親友であること 本当に嬉しく思うぞ。

カル
グラデンス爺さん……。

エリオール
私からも感謝の言葉を 伝えさせてくれ。

エリオール
Shou-chan召喚師よ。

エリオール
キミの活躍には 本当に感謝しているよ。

エリオール
これで、このランドールも ルシアス様のお力により

エリオール
平和な世界へとなっていくだろう。

エリオール
私もルシアス様との約束を守れて 一安心といったところだ。

エリオール
これで、私も自分の目的のために 動き出せるというものだ。

セリア
な、なに!

謎の女性
…………。

カル
お前は…何者だ!

謎の女性
エリオール様。 お待たせいたしました。

謎の女性
すべての準備が整いました。

エリオール
テスラ、ご苦労だった。

テスラ
ありがとうございます。

カル
エリオールさん、 何をするつもりだ?

エリオール
フフッ、Shou-chan召喚師は パリスからすでに話を聞いているのだろう?

エリオール
私はこれからエルガイアで革命を起こす!

エリオール
そのための準備が グランガイアの地で整ったということだ!

ティリス
パリス! どういうことなの!?

ティリス
この子は誰なの?

パリス
ティリス様、隠しており 申し訳ございませんでした。

パリス
私の所属するインペリアルガードは エリオール様の下、

パリス
ランドール皇国に反旗を翻すため この地に集結しているのです。

パリス
そして、彼女テスラは、 エリオール様の副官となります。

ルジーナ
ケッ、遂にインペリアルガード様が 本性を現したってことか。

エリオール
フフッ、そう敵意を剥き出しに しないでほしいな。

エリオール
先ほどまでともに戦った仲間ではないか。

ルジーナ
ハッ、何を言ってやがんだか。

エリオール
アクラス召喚院の召喚師たち、 そして女神ティリス様。

エリオール
私たちは自身の利益を守ることしか頭に無い 皇国のクズどもを滅ぼすため

エリオール
立ち上がるのだ!

エリオール
キミたちもわかっているのだろう?

エリオール
ランドール皇国などすでに存在価値が 無いということを。

エリオール
存在価値が無い国など 一度、滅ぶべきだとは思わないか?

エリオール
だが、かと言って召喚術という 特殊な力を持った者たちだけによる

エリオール
エルガイアの支配も 私は認める訳にはいかない。

セリア
どういうことよ。

エリオール
アクラス召喚院。 キミたちの所属する組織のことだよ。

カル
俺たちはエルガイアを支配するつもりなんて ないぜ。

エリオール
キミたちはそう思っていたとしても 組織の長たちはどうだろうな?

グラデンス
…………。

エリオール
召喚師たちよ。

エリオール
我々インペリアルガードは この先の地アタルヴァに拠点を設け

エリオール
集結後、ランドール皇国への 進軍を開始する。

エリオール
もし、キミたちが召喚院に疑念を抱き 私の理想に賛同してくれるのなら

エリオール
私たちはいつでも喜んで キミたちを受け入れるだろう。

ルジーナ
ハン!

ルジーナ
こんなゲートの外れから、どうやって エルガイアに進軍しようってんだよ!

エリオール
我々にはルシアス様が 力を貸してくださっている。

エリオール
四堕神を倒した後、 我々がエルガイアを正しく導くことを

エリオール
ルシアス様も認めてくださっているのだ。

ティリス
そ、そんな話、私は聞いてない!

エリオール
ティリス様。

エリオール
これは私たちの中でも極一部しか知らない 機密事項だったのです。

エリオール
ルシアス様も貴女が四堕神と戦うことに 集中できるよう話をしなかったのでしょう。

ティリス
だからって……。

エリオール
では、私たちはそろそろアタルヴァに 向かわせてもらう。

エリオール
キミたちが私にとって 敵とならないことを祈っているよ。

ティリス
待って!

ティリス
パリス!

ティリス
パリスもルシアス様との約束、 知っていたの!

パリス
ティリス様…………。 申し訳ございません……。

ティリス
パリスーー!

カル
行っちまったな。

カル
女神さん、大丈夫かい?

ティリス
…………。

セリア
カル、今はそっとしておいて あげましょう……。

カル
ああ、そうだな……。

カル
で、グラデンス爺さん。

カル
アクラス召喚院はこの事態にどう動く?

カル
それと、もうひとつ。

カル
あいつらが言ってた エルガイアの支配についても聞かせてくれ。

グラデンス
さて、どこから話したものかのー。

グラデンス
まずは誤解を解いておこうかの。

グラデンス
ワシたち召喚老はエルガイアの支配なんぞに まったく興味などないわ。

カル
ああ、それはわかってるよ。

カル
爺さんたちがそんな野心家だったら とっくにエルガイアは大混乱だぜ。

カル
とはいえ、何か企んでるのは 確かなんだろ?

グラデンス
フム、そうじゃな。

グラデンス
ティリスちゃんがいる前で話すのも どうかと思うのじゃが

グラデンス
やはり聞いておいてもらった方が 良いかもしれんの。

ティリス
…………。

グラデンス
ワシたち召喚老はアクラス召喚院を使い 神々からの独立を考えておる。

ティリス
…………。

ルジーナ
ケッ……。

グラデンス
かつて人間は神々により滅ぼされかけ グランガイアの地を追われた。

グラデンス
そして、今、ルシアス様の力により この地に戻ってこれたとはいえ、

グラデンス
ルシアス様の気分次第でゲートは閉じ ワシらなぞどうとでもなってしまう。

グラデンス
ワシはその状況を変えたいのじゃ。

グラデンス
神々と対決したいという訳ではない。

グラデンス
ただ、自分たちの足で 一歩ずつでも歩いていきたいのじゃ。

グラデンス
わかってくれるかの? ティリスちゃん。

ティリス
ありがとう。 グラ爺……。

ティリス
グラ爺たち人間はちゃんと考えて 生きてるんだね。

ティリス
私もしっかりしないと!

ティリス
ルシアス様が私に ちょっと隠し事してたくらいで、

ティリス
クヨクヨなんかしてられないよね!

ティリス
よ~し、私、ルシアス様に 直接話を聞いてくる!

ティリス
Shou-chan!

ティリス
私が戻ってくるまで パリスたちのこと止めておいてね!

ティリス
折角、堕神との戦いが終わったのに

ティリス
エルガイアで人間同士が戦うなんて 絶対におかしいもんね!

ティリス
それじゃあ、みんな! Shou-chan!

ティリス
少しだけ待っててね!

カル
行っちまったな。

セリア
ホント、女神のクセに

セリア
落ち込んだり飛び出したり 忙しいんだから……。

カル
で、俺たちはどうするかな。

セリア
決まってるでしょ。

セリア
あの子が「パリスたちを止めておいて」って 頼んでいったのよ。

カル
そうだな。

カル
女神様の頼みを断る訳にはいかないな。

ルジーナ
ケッ、俺はそんな面倒事、 もうゴメンだぜ!

ルジーナ
とはいえ、女神ってヤツに 恩を売っておくのも悪くねーか。

ルジーナ
まあ、四堕神討伐に比べれば 大したことねーだろーし

ルジーナ
もう少しだけ手伝ってやるよ。

セリア
ホント、素直じゃないわね……。

ルジーナ
なんか言ったか!

セリア
うるさいわね!

セリア
「ルジくんがいて助かるわ♪」

セリア
って言っただけよ!

カル
ハハハッ。

カル
Shou-chan。 お前には聞くまでもないよな。

カル
四堕神を倒してすぐにこれじゃあ 大変かもしれないが

カル
女神様のためだ。 もうひとがんばりしようぜ!

グラデンス
フォッフォッフォッ。

グラデンス
どうやら皆の気持ちは まとまったようじゃな。

グラデンス
Shou-chanよ。

グラデンス
エルガイアで戦争が起きるかどうかは お主たち次第じゃ。

グラデンス
多くの命を救うため もう一度、その力を貸してくれ。

グラデンス
ティリスちゃんの笑顔を 皆と一緒に再び見るためにもの。