お、Shou-chan！ 待ってたぜ。

…………。

ケッ……。

あれ、セリアとルジくんどうしたの？

ああ、気にしないでくれ。

Shou-chanと女神さんを待ってる間に 一悶着あって疲れてるだけだから。

いつも通りってヤツね。

ああ、いつも通りってヤツだ。

で、ここでみんなが私たち…… ううん、Shou-chanを待ってたのって

やっぱりザーグの件だよね？

そうだ。

さっきまでパリスも側にいたんだが、

あいつらを見るのに疲れて どこかに行っちまったよ。

まあ、すぐに戻ってくると思うけどな。

あ、ほら、戻ってきた。

パリスさーん！ Shou-chanが到着したぜー！

ティリス様、スミマセン！ お待たせしてしまいました。

気にしないで！ 私たちも今、来たところだから♪

それじゃあ、話を始めようか。

セリア、ルジーナ！ そろそろ大丈夫だよな？

ええ……。 話せるくらいには回復したわ……。

別に俺はいつでも大丈夫だったんだがな。

よし、２人とも大丈夫そうだな。

それじゃあ、Shou-chan。 話を始めるぜ。

まずは、アクラス召喚院の依頼から 話させてもらうぜ。

まあ、要はグラデンス爺さんからの 依頼なんだけどな。

セリア、ルジーナ、俺、 そしてShou-chan。

この４名で四堕神最後の一柱 真神アフラ・ディリスを倒せ。

って依頼が俺たちの元に届いて 俺たちはそれを受けたって訳だ。

女神さん、俺たちはザーグの話なんか 気にしちゃいない。

だから、そんな心配しないでも 大丈夫だぜ。

えっ！？

そうよ。

人間を滅ぼそうとしている神になんて 力を貸す訳ないでしょ！

私やカルを見くびらないでよね！

まあ、こちらの方がどうするかは 知りませんが。

ハン！ 俺だってそんな誘いに乗るかよ。

ザーグの提案を受けたところで、

ヤツら人間なんざ駒としてしか 扱わなそうだしな。

もちろん、私たちインペリアルガードも エリオール様の指示に従い

アフラ・ディリス討伐に協力いたします。

ティリス様は何も心配なさらず これまで通り、我々を信じてください。

みんな……。

ありがとう……。

まったく……。

一応、女神なんだからもっと シャキッとしなさいよ！

一応って……。

うん！ 私、セリアのこと、だ～～い好きっ！

な、なんなのよ！

まあ、元気が戻ったみたいで よかったわね……。

うん、私、がんばるね！

よ～～し！ Shou-chan～～！

みんなで協力して、 アフラ・ディリスを倒しちゃお～！

ああ、そうだな！

とはいえ、 まだあのザーグとかいう神徒も健在だ。

あいつがこのままとは思えないし 気を付けて行動しないとな。

Shou-chan、特にお前は 俺たち以上に狙われてるようだから

十分に注意するんだぞ。

大丈夫！

Shou-chanは私がしっかり守るから♪

ハハッ、元の調子に戻ってきたな。

元気が溢れ過ぎないか心配だけどね……。

ハハッ、それはそれで、大変そうだな。

とはいえ、元気が無いよりはいいだろ。

よっし、それじゃあShou-chan。 そろそろ出発しようぜ！

お前の活躍、今回も期待してるぜ！