う～～～ん！ すっごく気持ちいい場所だね～～♪

四堕神との戦いが終わったら またShou-chanと来たいな～。

ティリス様と一緒に過ごせるなんて 贅沢な余暇になりそうですね。

随分と余裕のある会話をしてるわね。

セリア！

どうしたの？

やっぱりShou-chanのことが 気になったとか？

ち、違うわよ！

よく考えたらやっぱりこの女の行動が 気になって確認しにきただけよ！

つまり、Shou-chanが 気になったってことよね？

だ、だから違うって言ってるでしょ！

セリアは優しいもんね♪

もう、いいわよ！

あ、そうだ！

折角だからセリアも一緒に遊ぼうよ！

え？ 遊ぶ？

うん！

この戦いが終わったら Shou-chanとパリスと一緒に

また、ここに遊びに来たいなーって。

セリアもパリスも、ちゃんと可愛い水着を 用意しておいてね♪

み、水着を！？

わ、私がですか！！

ハァーー。

パリスさんだっけ。 この子のペースに流されると疲れるわよ。

セリア、ひど～～い！

Shou-chanも私たちの プリチーな水着姿を見るために

がんばってくれるって 言ったんだよ！

それ、本当？

セリア、あなたも流されてるわよ……。

それにしても、本当にキレイな街だね。

ここで暮らしていた人たちって 心も穏やかだったのかなー。

そんなことはない。

人間はこの水の流れほど 清い生き物ではない。

誰！

我は真神アフラ・ディリス様が神徒 ザーグ。

神に背きし存在に仇なす者。

堕神に仕えし女神と 神に背きし存在の末裔たちよ。

この水都こそ 人の愚かさを映すに相応しい土地。

それを見て美しさを感じるなど 所詮は堕神の神徒ということか。

ルシアス様のことを堕神と呼ぶの？

だったら、私、許さないからね。

愚かな。

崇高な神の意志を理解せず人を救う神など 堕神と呼ばず何と呼ぶと言うのだ。

そこの人間よ。

貴様の行動は、我が主と敵対していた ゼヴァルアと戦いし頃より見ていた。

神に逆らいし愚行は、 堕神に欺かれた故としても

その実力は確かなもの。

我々は貴様に少なからず興味を抱いている。

今後の貴様の行動に 注目させてもらうとしよう。

我が主、アフラ・ディリス様は この地の先、ヴリクシャを越えた地

アルダリアにて次の戦いに備えている。

そこへの道程で貴様が何を感じ どう行動するか見せてもらうぞ。

あ、逃がさないわよ！

も～～～！

何なの！ あのザーグとかいう神徒！

ルシアス様を堕神って呼ぶなんて 本当に許せない！

ティリス、落ち着いて。

あいつらからしたら、自分たちと敵対する ルシアス様は堕神ってことなんでしょ？

わかってる！

でも、やっぱり納得いかな～～い！

Shou-chan！

アフラ・ディリスの場所もわかったし、 とっとと倒しちゃおう！

そうですね。

相手の思惑はどうあれ、 この情報は有力ですね。

ザーグとかいう神徒の話によれば まずはヴリクシャを目指すべきかと。

う～ん、でもそうなると、この地にある 嫌な気配を消さなきゃダメかも。

Shou-chan！

私たちはラナーラの奥にある 小さな城を目指そう！

あそこから感じる嫌な気配を消せば、 次の地にルシアス様が導いてくれるかも。

それじゃあ、私はこの情報を カルたちにも伝えてくるわ。

パリス、あんたもあの上官に 報告しに行くのよね？

いえ、私はこの情報について確認したいから Shou-chanと一緒に行動するわ。

あの神徒、きっとまたShou-chanの 前に現れると思うから。

ふーん。 まあ、いいわ。

Shou-chan！

あんたまた厄介なのに目を付けられた みたいだけど、

何か起きる前に私たちに相談するのよ！

フフッ、鬼神セリアも噂ほど 怖くはないようね。

……。 そう何度も挑発に乗りはしないわよ。

そうだよ！ セリアは本当はすごく優しいんだから♪

ティリスはそこに乗らないで！

もういいわ。

私は行くから、 ティリス、後はよろしくね。

うん！ セリアも気を付けてね！

それじゃあ、次はアルナケイドで。

セリア行っちゃったね。

それじゃあ、Shou-chan。 私たちも出発しようか♪

パリスもしっかり付いてきてねー！

はい。 もちろんです。

それにしても、あの神徒。 一体、何を狙ってるのかしら。

エリオール様の邪魔になるようなことを Shou-chanに伝えるようなら……。