あっ、カルくん！

よう、女神さんにShou-chan。

待ってたぜ。

グラデンス爺さんの居場所を みつけてくれたみたいだな。

ありがとな。

えっ、どうして知ってるの？

さっき、パリスが来て 俺たちに伝えていったぜ。

え～～！ パリスのバカ～～！

私が直接伝えて 驚かせたかったのに～～！

あれ、でもそのパリスは どこにいるの？

ああ、彼女なら気になることがあるみたいで 先に神の塔に向かうってさ。

そうなんだ……。

なんだろう、気になることって……。

どうしたんだい？ 女神さん。

元気が無いみたいだけど、 何かあったのか？

そ、そんなことないよ！

私はいっつも元気だよ！

ね、Shou-chan♪

そっか。

まあ、グラデンス爺さんを助けたら 俺がたっぷり話を聞き出してやるよ。

あの爺さん、まだまだ隠してること 多そうだしな。

女神さんの心配事の解決に 少しは役に立つかもしれないだろ。

カルくんはやっぱり優しいね。

さすがShou-chanの 親友だね♪

ハハッ、面と向かってそう言われると 少し照れるな。

それでさ、話は変わるんだけど……。

アレは何をやってるの？

アレか……。

まあ、いつも通りってヤツだ。 気にしないでくれ……。

そっか！ いつも通りか！

それじゃあ、気にしないね♪

だから、神の塔には 私が最初に入るって言ってるでしょ！

んなこたぁ知らねーよ！

テメーは入口で 見張りでもしてやがれ！

頭の悪いバカ女には 丁度いいだろうがよ。

見張りだって大切な仕事でしょ！

そんなことも理解できてないから あんたの任務は失敗が多いのよ！

見張りが大切な仕事ってんなら お前がやればいいだろうが！

それとこれとは話が別よ！

ったく、緊張感ねーな……。