おせーぞ！ Shou-chanー！！

チンタラしてんじゃねーよ！

ホントよ……。

こんなアツい場所で、どうしてあんたに 待たされなくちゃいけないのよ。

あら、お二人さん、ずいぶんと 仲がいいのね。

わ～、息もピッタリだ！

女神さん、それとインペリアルガードの パリスさんだっけ？

頼むからこれ以上、面倒事を 増やさないでくれ……。

一応、俺の育ての親が 大変な状況なんだからさ……。

フフッ、ごめんなさい。

で、Shou-chanも 来たことだし

早速、話の続きを聞かせてくれるか？

グラデンス爺さんがゼヴァルアに捕まった って話は本当なんだろうな？

本当よ。

詳しくは話せないけど、

ある信用できる筋からインペリアルガードに 届いた情報だから確度は高いわ。

そうか……。

チッ、召喚老のクセに 捕まってんじゃねーよ。

メンドクセー。

ルジくん！ そんなこと言っちゃダメだよ！

グラ爺だってみんなのために がんばってくれてたんだから！

ルジくんだぁ！？

ルジくん……。 ブフッ……。

おぞましい呼び方ね……。

女神様ともなると人間には理解できない 何かを持ってらっしゃるのね。

インペリアルガードさん、それは違うわ。

ただ、この子のセンスがおかしいだけよ。

２人ともひど～～～い！

セリア、もういいだろう。

これ以上やってると 話が進まなそうだ。

で、パリスさん…でいいかな？

フフッ、有名なカル召喚師から さん付けされるなんて光栄だわ。

茶化さないでくれ。

このミルヴァーナのどこかに 爺さんが捕まっているのは確かなんだな？

ええ、恐らくね。

私もグラ爺がゼヴァルアに捕まったなら このミルヴァーナのどこかだと思うよ。

Shou-chanの活躍のおかげで

ゼヴァルアの支配している地で 残っているのはここだけだから。

となると、それっぽい場所を 手分けして探すのが早そうだな。

戦力の分散になるが仕方ねーか。

オメーら俺様の足手まといに なるんじゃねーぞ！

はいはい。わかったわかった。

がんばってねルジくん♪

このバカ女！ ぶっ潰す！

なんか、また賑やかになって楽しいね♪

もういいよ……。

Shou-chan。 お前の力、頼りにしてるぜ。

俺を助けてくれたその力で 爺さんも助けてやってくれ！