ミョウケイ
ムッ……さすがだな。

ミョウケイ
我が忍術は、はるか昔に謎の失踪を遂げた 天才忍者が編み出した術を元とし、

ミョウケイ
それを伝承、発展してきたものだったのだが おぬしにかかれば、形無しというわけか。

ミョウケイ
忍術を極めたなどと思っていたが、 どうやらとんだ慢心だったようだ。

ミョウケイ
今後はさらなる精進に努めることとしよう。

ミョウケイ
フム……今度は神楽流の技を 習得するのもいいかもしれぬ……。

ミョウケイ
おっと、忘れるところだった。

ミョウケイ
おぬしに託そうと 思ってたものがあったのだ。

ミョウケイ
これはとある名匠が打った一振りでな……。

ミョウケイ
その名匠は、妻の仇である狐神の妖魔を 討つため2振りの妖刀を作り、

ミョウケイ
それらを娘に託したことで知られている。

ミョウケイ
この刀は、その妖刀を作る直前に 打たれたものだと言われておる。

ミョウケイ
妖刀……ほどの力はないようだが、

ミョウケイ
長い年月を経ても、 切れ味がまったく衰えてはおらぬ。

ミョウケイ
この刀を使い、さらに精進を重ねてくれ。

ミョウケイ
そして………

ミョウケイ
また、ワシと手合わせしてくれたのなら、 嬉しいのう……。