サレアス
クソッ……神軍の奴らめ、 倒しても倒しても沸いてきて……。

サレアス
どれだけいるんだよ、まったく!!

ベルデッド
諦めちゃだめよ!

ベルデッド
諦めたら、ここにいる民たちは……。

サレアス
そんなこと言われなくても分かってるさ!

サレアス
でも……!!

ドゥーレ
大丈夫だ、サレアス。

ドゥーレ
じっと耐え忍んでいれば、 いずれ勝機は訪れる、絶対に……!!

ラジア
でも……これ以上戦線を 後退させることはできないわ!

ラジア
こうなったら、お父様から頂いた あの石を使うしか……。

ラジア
…………!!

シリウス
みんな、諦めるな!!

ベルデッド
シリウス兄さん……!

サレアス
遅いよ……バカ……。

ドゥーレ
シリウス兄、 やっぱり来てくれたか!

シリウス
私がいない間、よく民を守ってくれた。 すまない!

ベルデッド
何言ってるのよ。 そんなの当たり前じゃない!

サレアス
そうだよ、別にシリウス兄さんのために やっていたわけじゃないよ。

シリウス
…………!

シリウス
そうだな、その通りだ。

ラジア
……………。

???
揺籃の皇子よ。 どうやら心は決まったようだな……。

ドゥーレ
クッ…… この威圧感は……!!

サレアス
コイツ……あの時の!?

シリウス
カジャ……。

カジャ
その眼光…… どうやら覚悟を決めたようだな……。

シリウス
ああ、私が何をしたかったのか、 そして何をすべきなのか、

シリウス
ようやく気付くことができた……。

カジャ
良かろう。 では見せてみろ……!!

カジャ
貴様が……いや貴様らが 芽吹かせたものが一体何なのかを!!

シリウス
いいだろう……。 みんな、力を貸してくれ……!!

ドゥーレ
ああ、任せてくれ!!

サレアス
言われるまでもないよ!

ベルデッド
分かったわ……!!

ラジア
私の力、 シリウス兄様に預けるわ!!