ライン
ハァ……ハァ……。

ザーグ
クッ…… この死にぞこないが……!!

ライン
グハッ……。

ザーグ
人の身でありながら、 よく戦ったと褒めてやろう。

ザーグ
褒美として、 貴様に絶望をくれてやる……。

ザーグ
貴様は、ここにいる軍勢を倒し、 我らの奇襲を防いだつもりなのだろう。

ザーグ
だが、それは大きな思い違いというものだ。

ザーグ
貴様らを奇襲すべく軍勢は、 この先で別に控えている。

ザーグ
どちらにしろ、 貴様たち人間は、これで終わりよ……。

ライン
…………。

ザーグ
話す気力もないか……。

ザーグ
フン、死にぞこないに用はない…。

ザーグ
ここでの戦いは我らの勝利に決した……!

ザーグ
ならば、我はほかの場所で 人間どもを狩るとするか……。

ザーグ
クックックッ……。

ライン
………クッ……。

ライン
戦いは…… 決してなど……いない!

ライン
そして…… 俺は……絶望などしていない……!!

ライン
俺が最後にすべきことは……!

ライン
ハァ……ハァ……。

ライン
グハッ……。

ライン
これで……この場所での神軍は…… すべて……殲滅……した……。

ライン
ウッ……。

ライン
みんなが…救われた… 俺は……それ…だけで……。

ライン
リード…頼むぞ……。 お前が…未来を……切り…拓くんだ……。

ライン
この…力…最後に…正しき…ことに… 使え…て……よかっ……た…。