某日、鷹の爪団アジトにて……。
総統
今月の家賃を待ってもらえる上手い手でも 考えついたのかね?
吉田
何を言ってるんですか、 ブレフロですよ、ブレフロ!
吉田
この前は散々な目に遭いましたが、 僕たちは大きな勘違いをしていたんです。
吉田
戦ってグランガイアを制覇する必要なんて なかったんです!
吉田
自分たちに有利なフィールドで 攻めればいいってことですよ!
総統
わしらに有利なフィールド? どこじゃね、それは?
吉田
僕たちのフィールドと言ったら、 しまね以外にないじゃないですか!
吉田
グランガイアに 我々の前線基地を作るのです!
総統
しまねって、それ“僕たちの”って言うか 君のふるさとじゃろうが。
総統
うーむ、また嫌な予感しかせんが… どうやって前線基地を作るんじゃ?
吉田
ふふふ…大丈夫です。僕の作戦と 博士の科学力があれば簡単なことです!
リム
妙なことといえば、 まあ、そうなんですが……。
リム
グランガイアのある地方に 異常を感知したので、
リム
召喚師さんたちに 調査してもらったのですが…。
リム
ええ、銀山や国宝の城が現れたとか、 製鉄がどうとか…。
グラデンス
で、戻ってきた召喚師たちは 皆無事なのじゃな?
リム
はい、それどころか、 なぜかみんな満足顔で帰ってきましたから。
リム
ですから、危険性はないのでしょうが、 どう判断していいのやら……。
グラデンス
ふむ、そういうことなら、 Shou-chanに調査の依頼を……。
リム
やっぱりグラデンス様、面倒くさそうな事は 全部先輩に押し付けてるんじゃ……。
グラデンス
そうじゃのう、いつもあやつに 依頼してばかりじゃ申し訳ないから、