イザボー
やりましたの!?

ティリス
大丈夫! 魔神の力はもう消えてるよ!

イザボー
こ、これは!?

ティリス
ゲートが…開く!

ティリス
でも、これはルシアス様の力じゃ……。

ティリス
魔神を倒したからイザボーたちの世界と 繋がったのかも!?

イザボー
ここを抜ければ元の世界に戻れますの?

ティリス
うん。 多分、そうだと思う。

ティリス
でも、このゲート、凄く不安定みたい……。 急がないと消えちゃうかも。

イザボー
そんな!

イザボー
でも、アサヒちゃんやノゾミさんも 待たないと!

???
おーい、Shou-chanー! 女神さーん!

ティリス
カルくん、それにみんなも! どうしてこっちに?

カル
俺たちはそれぞれ別の魔神を倒したんだけど そこでもゲートが現れたんだ。

グラデンス
じゃが、その時にこちらから強大な 魔神の力を感じての。

グラデンス
心配になってそれぞれこちらに 向かったということじゃ。

アサヒ
ノゾミさんたちとはここに着く 直前に出会ったんです。

ノゾミ
イザボーちゃんたちも無事で何よりです。

イザボー
アサヒちゃんとノゾミさんも……。

ティリス
今はゆっくり話してる場合じゃ ないんだってば~!

ティリス
早くしないとゲートが閉じちゃうよ!

ティリス
ホラ、3人とも急いで!

アサヒ
え、ちょ、ちょっと! もっとみんなとちゃんとお別れさせて!

アサヒ
セリアさん、カルくん、グラデンスさん、 Shou-chan、

アサヒ
短い間だったけど、 みんなに会えたことあたし、忘れません!

アサヒ
みんなと一緒に戦えたこと、 戻ったら幼馴染に自慢しますね♪

アサヒ
…………。

アサヒ
それじゃあ、行きますね!

アサヒ
みなさん、さようなら!

ノゾミ
カルくん、セリア、グラデンスさん、 Shou-chan、

ノゾミ
本当にありがとう。

ノゾミ
あなたたちとグランガイアで 出会えたこと、

ノゾミ
私は決して忘れないわ。

ノゾミ
さようなら……。

イザボー
Shou-chan、 私はあなたのことが心配。

イザボー
あなたの力は見せてもらいましたわ。

イザボー
でも、あなたの意志がどこに向かうかが 私はまだ見えない。

イザボー
力を持つ者の意志は 世界に大きな影響を与える。

イザボー
だから私はこれからのあなたの未来が 楽しみでもあり不安でもあるの。

ティリス
イザボー……。

イザボー
でも、女神ティリス。

イザボー
あなたとShou-chanの絆があれば、

イザボー
間違った未来へと進むことはないと 私は信じていますわ。

ティリス
うん、私とShou-chanなら 絶対に大丈夫だよ!

ティリス
だから、イザボーも早くフリンを 助けてあげてね!

イザボー
ええ、そうですわね。

イザボー
そして、私もフリンと必ず 新たな未来を築いてみせます!

ティリス
イザボーならきっとできるよ!

イザボー
ありがとう……。

イザボー
Shou-chan、ティリス、 あなたたちと出会えて本当によかった。

イザボー
この世界に来られたこと、 あなたたちの世界の神に感謝しますわ。

イザボー
他の皆さんもありがとうございました。

イザボー
では、私も行かせていただきます。

イザボー
みなさん、さようなら……。

セリア
……行っちゃったわね。

カル
ああ、そうだな。 不思議な人たちだったな。

カル
絶望的な状況にも関わらず 希望を持って戦い続ける……。

カル
俺たちも見習わないといけないな。

セリア
ええ、そうね……。

グラデンス
さて、これで任務完了じゃな。 ワシらもエルガイアに帰るとするかの。

ナバール
3人とも待ちたまえ! 誰かを忘れてやしないか!

セリア
え、な、なに!?

ナバール
Shou-chan君か! 私の依頼を完遂してくれたこと感謝する!

ナバール
君が何かのトラブルで私の世界に来た時は いつでも私を頼りたまえ。

ナバール
今回のお礼にいつでも力を貸そう!

ナバール
こう見えて私は……。

ナバール
いや、今はそんな時ではない!

ナバール
そこのゲート、まだ閉じるなよ! 私も元の世界に帰るのだからなー!

セリア
なんだったの今の? 人…ではなかったようだけど……。

セリア
Shou-chan、 アンタ、知り合いなの?

セリア
変な知り合いができるのは アンタらしいと言えばアンタらしいけど。

カル
ま、まあ、あの3人とも 知り合いみたいだし、

カル
大丈夫じゃないかな?

カル
たぶん……。

グラデンス
ま、まあなんじゃ。 とりあえずShou-chanよ。

グラデンス
お主はイザボー殿と話したことを しっかりと覚えておくのだぞ。

グラデンス
お前が望もうと望むまいと

グラデンス
お前の言動により 世界は変わっていくのじゃからな。

クリシュナ
やはりそううまくはいかないか。

クリシュナ
シェーシャの力を使い、邪魔な連中を 異世界に飛ばしてはみたが

クリシュナ
向こうには向こうの都合があるんだろうね。

クリシュナ
まあ、いい。 所詮は余興に過ぎない。

クリシュナ
こちらはこちらで本番の準備を進めよう。 じきに月が宙に満ちる……救済の時は近い。