ディアナ
ファダルの話では、この場所にゲートが 開かれているという話だったけど……。

イヴリス
アレみたいですね……。

クェイド
ああ、そうだな。

ディアナ
2人とも準備はいい?

ディアナ
グランガイアに戻った途端に カルナ・マスタ様を狙う者といきなり戦闘

ディアナ
……なんてことも、あり得るわ。

ディアナ
油断は禁物よ!

クェイド
わかってるよ、ディアナ。

クェイド
俺たちはすぐに問題を解決して ここに戻ってこなくちゃいけないんだ。

ディアナ
う、うん……。

クェイド
だからすぐにでもこのゲートを越えて グランガイアに戻ろう!

ディアナ
…………。

ディアナ
クェイド…… あなた、迷っているの?

クェイド
えっ? 俺が…迷っている……?

ディアナ
ファダルたちと別れた当初は そうでもなかったんだけど

ディアナ
時間が経つほどピリピリしているって いうか、余裕が無いっていうか……。

クェイド
でも、「気を引き締めて」って言ったのは ディアナだよね?

ディアナ
それはそうなんだけど、あれは私が 逆に気負っていたっていうか……。

ディアナ
うまく言えないけど、 今のクェイドは少し怖いのかも。

クェイド
…………。

クェイド
ハハッ……。

クェイド
アハハハハハッ!

ディアナ
ク、クェイド?

クェイド
ありがとう。 ディアナが側にいてくれてよかったよ。

ディアナ
な、何を急に言い出すの!?

クェイド
自分でも気付いていなかったけど

クェイド
ディアナの言う通り、 やっぱり俺は迷っていたみたいだ。

クェイド
このままグランガイアに戻るか、

クェイド
今からファダルたちと再合流して 魔神を目指すか。

クェイド
そんな中途半端な状態だから 変に焦ってピリピリしてたんだろうな。

クェイド
そんな俺をディアナが 元に戻してくれたんだ。

クェイド
ありがとうな。 ディアナ。

ディアナ
べ、別にお礼を言われるほどの ことじゃないわよ……。

クェイド
でも、俺のことを気にかけて

クェイド
ずっと見ていてくれたから 俺の変化に気が付いたんだろう?

ディアナ
たまたまよ! 変な勘違いしないで!

クェイド
ん? 俺、何か勘違いしてるのか?

イヴリス
ディアナさん、 クェイドさんがいつも通りに戻りました。

イヴリス
ちゃんと言わないと伝わらないですよー。

ディアナ
な、イヴリスまで何を言ってるのよ!

ディアナ
それよりクェイド! この後はどうするつもり!?

ディアナ
ファダルたちの方へ戻るの?

クェイド
ああ、それだけど、やっぱりこのまま進む。

クェイド
変に迷いながら戦っていると 余計なことまで考えちゃいそうだから

クェイド
まずは予定通りグランガイアに戻ろう。

ディアナ
そう。 なら早く進みましょう。

クェイド
ああ、だけどさっきの勘違いって、 結局何だったんだ?

ディアナ
そ、それは!

クェイド
それは?

ディアナ
それは……。

シュスイ
我は闘魔……

イヴリス
邪魔しないでください!

イヴリス
折角、いいところだったのに!

イヴリス
も~~、いつもいつも! 私もさすがに怒りましたよ!

イヴリス
クェイドさん、ディアナさん! このお邪魔虫をぶっ倒しますよ!

ディアナ
え、ええ……。

クェイド
あ、ああ……。

シュスイ
我は……

イヴリス
闘魔武神シュスイさん! あなたは私たちメイリスが倒します!