ハァハァハァ……。

…………。

クッ……。

コイツを……喰らいなさい！！

グッ……ガガッ……！

キタイノ、ダメージ、

ゲンカイチヲ、トッパ……。

システムニ、ジュウダイナ、 ショウガイ、ハッセイ……。

メルキオ、ゼンキノウヲ、 キンキュウテイシ……。

メルキオの状況を確認して！

………………。

メルキオノ、キノウテイシヲ、カクニン。

ミセル、ニンムカンリョウデス。

私たち…やったんですか？

フー、どうやらなんとかなったようだな。

俺は……ついに……。

……やったのね。

みんな！ 私たちでメルキオを倒したのよ！

フフッ、そうですね。ミセル。

ハッ、お前に言われるまでも無いさ。

何を偉そうに！ もう動けないくらいボロボロのクセして。

うるさい！ こいつだって同じだろ！

貴様より前に出て戦ったのだ。 当然だろう。

なんだと！

フフッ、お２人とも元気そうですね。

でも、私ももう動けそうにありません。

まあ、あれだけの激戦の後だもの。 動けなくて当然よ。

私だってしばらく動けそうに……。

…………。

キャッ！

グィィィィィーーーーン……。

カニ！ どういうこと？

メルキオノ、サイキドウヲ、カクニン。

つまり、復活したってことか？

サイシュウモード、キドウカイシ。

我ハ…許サヌ……。 世界ヲ……。

これは……。 少しマズイ状況じゃないのか？

セーフティモード、カイジョ。 ジコボウエイキノウ、カンゼンハイジョ。

我ハ…滅ボス……。 スベテヲ……。

クッ！

止まったと思ったら、 今度は突然暴れだしたぞ！

一体、何が起こっているのだ！？

メルキオカラ、コウエネルギーヲカクニン。

ボウソウジョウタイト、ハンダンサレマス。

暴走だと？

ハイ。

ジコノボウギョヲムシシ、ハカイニ、 ゼンエネルギーヲ、シヨウシテイマス。

ソノ、イリョクハ、 コノセカイヲ、オオキクハカイシマス。

それじゃあこの世界は……。

ワタシノ、モトイタセカイト オナジニナル、カノウセイガ、タカイデス。

なんだよ、それ……。

ならばヤツを完全に破壊するだけだ！

でも！ みんなもう戦えるような体じゃ……。

だが、黙って世界を破壊されるわけにも いかないだろ……。

我が命に代えても メルキオを止めるだけだ。

俺はゼルバーンなのだからな。

はん、お前だけにカッコつけさせるかよ。

それにメルキオを倒すのは俺だ。 俺がそう決めたんだからな。

わ、私もまだ戦えます！

クッ……このくらいの傷…… 私だって…まだ！

…………。

…………。

何か方法はないの、カニ？

…………。

ホウホウハ………アリマス。

やっぱり、あるんじゃないの。 さっさと言いなさいよ！

コイツら強がってるけど もうまともに動けやしないわ！

私もアンタもそうでしょ？

クソッ……。 ますます派手に暴れてやがる……。

カニ！ 早く言いなさい！

…………。

メルキオヲ、トメルタメ、

コレヨリ、コード６６６ヲ、 ハツドウサセマス。

コード６６６？ 何よそれ。

ミナサンハ、フキンカラ、 タイヒシテクダサイ。

カニ……アンタ何をするつもり？

…………。

モウ、ジカンガ、アリマセン。

ミナサン、ミセルヲツレテ ニゲテクダサイ。

カニ……まさかアンタ！

許さない！ そんなこと、絶対許さないからね！！

シカシ、ソレシカ、 ホウホウハ、アリマセン。

許さないって言ってるでしょ！

マスターの言うことが聞けないの！！

メルキオヲ、トメルノガ、 モトモトノ、ワタシノ、シメイデス。

ソシテ、 マスターノミヲ、マモルノモ…。

カニさん……。

ミナサンモ、ハナレテイテクダサイ。

メルキオノコトハ、 ワタシニマカセテクダサイ。

ちょっとカニ！ なに勝手なこと言ってるのよ！！

…………。

何とか言いなさいよ！！

…………。

サイシュウモード、キドウ。

コード６６６ハツドウノタメ、 オートモードニハイリ、

エネルギージュウテンニ、ハイリマス。

何よ…私のこと無視するっていうの？

クッ、なんて力だ……。 しかもまだ増していくだと……。

ミセル！ ここを離れるぞ！

カニはもう止まらない！ お前はカニの気持ちを無駄にするつもりか！

黙れ！

私は……諦めない！ 絶対に！

ミ、ミセル…！？

カニ！

アンタが、私の言うこと無視して 勝手にやるっていうなら

私だって勝手にやらせてもらうわ！！

退避しろ？ 冗談じゃないわ！！

私はアンタに 自爆なんてやってほしくないの。

カニの気持ちを察してやれ！

今はそんなワガママ言ってる 場合じゃないだろ！！

ワガママ？

ええそうね、私のワガママかもね。

でも、私はこれまで自分のワガママを 貫き通して来たし、

これからだって貫き通すわ！

だって、それが私だからね！

しかし、どうする気だ？

あの２体に対して……。

そんなもん、どっちも ぶん殴って止めるに決まってるでしょ！

ぶん殴る…って。

そんなもんで止まるわけが……。

ごちゃごちゃうるさいわね！

アンタらは、黙ってそこで見ていなさい！

エネルギージュウテン１０パーセント……。

覚悟しなさいよ、アンタたち！

私がアンタたちを絶対に止めてやる！