ルジーナ・フェイク
ほう、懲りずに追ってくるとはな……。

ルジーナ
ハンッ!

ルジーナ
俺が、テメーみたいな魔神を 見逃すわけねーだろ!

ルジーナ・フェイク
おいおい、いいのか?

ルジーナ・フェイク
そんなに張り切って、 また気絶しちまってもしらねーぞ。

ルジーナ・フェイク
魔煌竜ザガムルングの時みたいにな。

ルジーナ
テメエ……。

ルジーナ
……………。

ルジーナ
なるほど、俺の能力や性格だけじゃなく 記憶も手に入れてるみてーだな。

ルジーナ・フェイク
当たり前だ。

ルジーナ・フェイク
今のテメーの気持ちだって、 手に取るように分かるぜ。

ルジーナ・フェイク
怒り心頭……ってところだろう。

ルジーナ・フェイク
だがまあ、よかったなー。

ルジーナ・フェイク
ここでなら、どんなに醜態を晒しても、 誰かに見られる心配はねーからなぁ!!

ルジーナ
…………。

ルジーナ・フェイク
あん!? なに笑ってやがる?

ルジーナ・フェイク
怒りのあまり、 ついにイカれやがったのか?

ルジーナ
…………。 そうじゃねえよ。

ルジーナ
これからテメーは、俺様に ブチのめされること確定なわけだが、

ルジーナ
その時、どんな顔をして、 泣きわめくかと思うとな……。

ルジーナ
つい、笑みが漏れちまったんだよ。

ルジーナ・フェイク
……てめぇ。

ルジーナ
そう怒るなよ。

ルジーナ
ムカついてるのは、 テメエだけじゃないんだからよ!