………………。

……フフッ。 やったわね。

さすがに本物とは比べるまでもないけど、 なかなかの強敵だったわ。

…センパーイ！

ああ、繋がった！

また通信が切れちゃったので、 心配しましたよ！

どうやら無事、 魔神を倒せたみたいですね。

こちらでも反応の消失を確認しました！

これで、今回の任務は完了となります。 お疲れ様でした！

無事なご帰還をお待ちしておりますね。

そういえば私、今回、魔神の姿を まったく知らないんですが、

どんな相手だったんですか？

報告書にどうやって書いたらいいのか、 正直困ってたりします。

大丈夫よ。

ランドールに戻ったら 私も報告書の作成、手伝ってあげるから。

え、ホントですか？

助かります！！

でも、いいんですか？

気にしないで。

この件については、

私からもアクラス召喚院に 伝えたいことがあるから。

……パリスさん、 ちょっと怖いです。

フフッ、そうかしら？

あ、そうだ！

せっかくですし、お２人が戻られたら

３人で打ち上げとかやりましょう！！

え！？

ダメですか？

パリスさんからは 色々な話を聞いてみたかったんです！

私は……。

………そうね。

じゃあ、お言葉に甘えて 参加させてもらおうかしら。

ありがとうございます！！

では、お店予約して お待ちしておりますね！！

フフフッ、 相変わらず元気な通信士さんね。

……私も少し変われたのかしら？

ねえ、Shou-chan。

私はこれまでインペリアルガードとして、 皇国のことだけ……。

……いえ、エリオール様のことだけを考えて 行動してきたけど、

もっと違う、様々な物の見方を 考えてみるべきなのかもしれないわね。

フフッ、ごめんなさい。 変なこと言っちゃって。

私たちの目的を達成するためには やるべきことはまだまだあるものね。

こんな所で立ち止まってる場合じゃ 無かったわね！

私たちのためにその身を捧げて くださっているティリス様のためにも、

私たちは何があろうとも 前に進み続けないといけない。

Shou-chan。

以前とは目的が違うけど、

これからもあなたと一緒に 戦っていくことになりそうね。

ティリス様に怒られない程度に よろしくお願いするわね。

ここまで計算通りに進むとはね。 さすがのボクもビックリだ。

パリスさんもShou-chanも 成長してくれて何よりだし、

ボクも魔神の生態の一部を 観察することができたからね。

これでますます僕の擬似ユニットを 強くすることができるよ。

パリスさんは、もっと広い世界を 覗いてみたいと思ってるみたいだけど、

この際だから皇国軍から召喚院に 鞍替えしてくれたら、嬉しいんだけどね。

そっちの方が、ボクも操りやすいし。

まあ、それは彼女が決めることか……。

ボクとしては、 ますます彼女らに強くなってもらって

強い擬似ユニットを作ることができるのなら それでいいんだけどね。

さて、次は誰にどんな手を打とうかな♪