グレアム
“グラ爺”とか 呼ばせているんでしたっけ?
グラデンス
ワシの名も ずいぶん広まったもんじゃのう…。
グレアム
カルくんが私の意図しないところに 飛ばされたので、
グレアム
とんでもない大物に 出会ってしまいましたね。
グラデンス
…………おぬし、 なにゆえカルをつけ狙う?
グラデンス
あやつは一介の召喚師に 過ぎんはずじゃ。
グレアム
私が彼に注目する理由など、 あなたが一番ご存知でしょう?
グラデンス
おぬしが恐れるようなものは、 なにも持っとらんわい。
グレアム
確かに彼は興味深い観察対象ですが 恐れるなど……。
グラデンス
それで遠くから眺めて、本気で手を 出そうとしないのじゃろう?
グラデンス
それを“恐れる”と言わずして、 なんというのかのう?
グレアム
………………。 私は人をバカにするのは好きですが
グレアム
今回もからかうだけに しておこうかと思いましたが、
グレアム
あなたの前に、 カルくんの屍を晒してあげましょう。
グレアム
その時、あなたがどのような顔をするのか、 非常に楽しみですよ。
グラデンス
とはいえ、さすがに武器無しでは 厳しいじゃろうな。