ハァ、ハァ、ハァ、 やっと、追いついた……。

ハァ、ハァ、ハァ……、 アンタ…ハァハァッ……。

こんなところで、何ちんたら…… ハァハァハァ……。

ハァハァッハァッハァ…… ……フー。

……アンタ、何こんなところで ちんたらやってんのよ。

アンタがトロいと、 それだけ周りが迷惑すんのよ。

え、何で私が ここにいるかですって？

アンタが カルの手伝いをするって聞いて、

足手まといに なってるんじゃないかと思って、

心配して来てみたんじゃない。

こんなところをブラブラしているなんて、 案の定ね！

ハァーーーーーー。

…まあ、いいわ。

じゃあ、私、先行くからね。

何？　その顔は？

え、 同行してくれないのかですって？

バカじゃないの！？

アンタのペースに合わせていたら

いつになっても ドラゴン倒せないでしょうが！

ドラゴンなんか 私が倒しちゃうから

アンタはせいぜいこの浜辺を、 のんびり散策でもしていることね！